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勘九郎七之助特別公演

2017-11-07 22:33:25 | 見る
11月7日文京シビックホールで「勘九郎七之助特別公演」を見てきました。
いつもは錦秋となってるけど、今回は文京区が区制70周年ということで、特別公演となってた。
最初のトークコーナーには区長さんも出演。
この文京区長さんは「市川中車と小中高の同級生で親友なんです、後援会をやっています」という方。
七之助が中車さんと飲んでるときに、
「区長は親友なんだよ、出してくれない?」と言われ、いいですよとなったんだとか。
ここで香川照之さんとよく飲むんですよという七之助の話、
「香川さんは俳優としては先輩だけど、歌舞伎では後輩。だから、飲んでる間は後輩キャラなのがおもしろいんですよ」
オイ、中車とか言っちゃうんだって。
中車さんもおもしろがってノッてくれてて、お勘定となったところで、
「香川さん!ごちそうさまでした!」と急に先輩扱い。
払ってもらったあとは、
「オイ、中車、次の店行こうか!」となるんだって。
ワルイ先輩ねえ。

来年は1月歌舞伎座、2月博多座、3月~4月にかけて二人の舞踊会で巡業して、
「そのあとは僕は大河の撮影が始まるんで、4月からは舞台はないです」と勘ちゃん。
4月から!?
「働き方改革で、来年から大河ドラマは1年半かけて撮影することになったんです」と。
エエッ!1年半!
「お兄さんのファンはちょっと寂しいですね、でも再来年は毎週日曜日は見られるから」と七之助。
それはそうだけど、現代劇でしょう?
金栗四三(かなぐりしそう)さんという、初めてオリンピックに出た人。
勘ちゃんはもうだいぶ勉強したり、スタッフと打ち合わせたりしてるらしい。
「海外ロケもあって、2本分の予算だそうです」
それはすごいけど、なんで中村勘九郎を呼んできて時代劇じゃないわけ?
刀さして殺陣やってほしい。
それか、長袴とか、裾を長く引いてる、すごく動きにくい衣装の役。
現代劇の人が動きにくそうにしてる衣装が、歌舞伎の人って全然何ともないの、おもしろいのよ。
奥さんが綾瀬はるか、養母が大竹しのぶ、獅童も出るそうです。

公演は舞踊二題。
「棒しばり」は勘ちゃんの次郎冠者に、太郎冠者は鶴松くんが大抜擢!
大名は小三郎さんで、こちらも初役。
鶴松くんはかなり踊りがうまくなったんだと思う。
前に見た巳之助くんとそんな差はないように感じた。
パンフレットで「必死です」と言ってるとおり、必死です。
1から10まで力が入ってる。
がんばってね。

勘ちゃんの踊ってるのを見ると、踊りがうまいって何なんだろうな?と思う。
緩急、客席をつかむ呼吸、もちろんとても大きく体使って動いてる、いろいろあるわけですが。
踊りはセンスだとよく言うけど、それはどうやって培われるんだろうね。

「藤娘」は七之助。
一段とあでやかに可愛らしく、七之助もずいぶんうまい踊り手になったよね。
柔らかく美しい。

客席に渡辺えりさんが来ていて、トークコーナーで勘ちゃんが、
「今日は渡辺えりさんが来てくれて。なんで隠れてんですか?隠れようのない大きな体(笑)」
コメント
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