よむよま

よむ・よまない、それから。

チュウ乗り勘ちゃんと市松さん・明治座花形夜の部

2016-04-27 22:14:59 | 見る
25日に明治座花形公演夜の部を見た(2度め)。

勘ちゃんの「浮かれ心中」は、籠釣瓶の見染めのパロディも入ってるけど、
勧進帳の問答のパロディが入ってる場面があって、そこもなかなか楽しい。
勘ちゃん、弁慶やる機会あるかなぁ、あったらいいなぁ。

思わぬ展開で死んでしまった若旦那のところにネズミ(着ぐるみ)が現れて、
ネズミに乗って宙乗りで引っ込んでいく幕切れ、花道七三から空中に上がって、
「気持ちいいなぁ、猿之助さんの気持ちがわかる。あっちはクジラに乗ってるけど、こっちはネズミ」
ワンピース歌舞伎のことね。きっと宙乗りの本家はおおがかりなクジラに乗ってるのね。


空中を移動しながら勘ちゃんみずから紙吹雪散らしたり、蜘蛛の糸バァーッと投げかけたりして、
最後、三階席に作った揚幕に引っこむところでふわーっとたくさん降ってきたのが、これだった。
天使?
こんな形に切ってある紙吹雪、初めて見た。

この日の勘ちゃんのアドリブは、
「中村座の高野心中を見たかい?」と言い出したので、
えっ中村座?と一瞬ざわっとなったのですが、続けて、
「佐野川市松はいい役者だねえ。あの模様は265年後の五輪で有名になるよ」と言ったのです。
あ、平成中村座じゃなくて、江戸時代のか!
市松模様で有名な市松さんはお宅の役者さんだったのね。
じゃあ、オリンピック開会式は、歌舞伎役者総出で市松模様の衣装で踊っちゃう?ヽ(^o^)丿

菊之助・七之助の「二人椀久」は、バランスがいいね。
浮かれ心中の女形ではえらく貫禄に見えた菊之助(相手の勘ちゃんがちょっと痩せたからか?)
椀久ではすっきりと美しく見える。
コメント
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