朝井まかて「眩(くらら)」新潮社
葛飾北斎の娘・お栄が主人公の小説。
大きな父・北斎、兄弟子でもある渓斎栄泉に対する思い(二人の関わり方がすごくいいの)、
母との関係、姉の遺児である甥の問題。
単に芸術家の凄さ、芸術の力という物語ではなくて、
世間の中でリアルに暮らしている人間、それは抱えているしがらみもまるごとその人間なのだというところが描かれている。
全編、命のエネルギーに満ち溢れてる。
ぐいぐい、来るよー。
切なくおもしろく、ラストも希望がある。
葛飾北斎の娘・お栄が主人公の小説。
大きな父・北斎、兄弟子でもある渓斎栄泉に対する思い(二人の関わり方がすごくいいの)、
母との関係、姉の遺児である甥の問題。
単に芸術家の凄さ、芸術の力という物語ではなくて、
世間の中でリアルに暮らしている人間、それは抱えているしがらみもまるごとその人間なのだというところが描かれている。
全編、命のエネルギーに満ち溢れてる。
ぐいぐい、来るよー。
切なくおもしろく、ラストも希望がある。