硝子戸の外へ。

優しい世界になるようにと、のんびり書き綴っています。

ためらわない少年たち。

2015-02-26 19:56:26 | 日記
少年が殺害された事件が連日報道されている。もうニュース番組を観るのをやめようかと思うくらいに不快感を感じますが、冷静に考えてみて思ったのは、彼を取り巻く環境が彼を死に至らしめたように思う。

どうして、自身の力で生きてゆけない少年である彼がその環境に身を置かねばならなかったのでしょう。

また、少年の命を想像を絶する暴力で死に至らしめた少年達はどうして非道な暴行をためらいなく行えたのでしょう。

児童たちの心が荒んでゆく理由は何でしょうか。それも環境が原因でしょうか。

それとも学力の格差でしょうか。

学べる環境にもかかわらず、学びを放棄することが生み出した感情でしょうか。

恐怖という力で支配する事ができるという快感が、道理を忘れさせてしまうのでしょうか。

豊かさのおかげでメディア等から天才児と注目される子供たちも出現してきているけれども、その反面ためらわない児童も増加してきてるのだとしたら、それもまた、豊かさをためらわず享受し、消費してきた僕達の世代を観て育ったからなのだとも思うのです。