硝子戸の外へ。

優しい世界になるようにと、のんびり書き綴っています。

閉塞感が生み出す怪物

2015-02-05 23:26:31 | 日記
無差別殺人が今日も起こった。それは、命を奪われる側の想像ができない人が存在しているという事であり、予期できない行動です。

その衝動の起源が閉塞感がもたらすものであるとしたら、生きにくさを解消しないかぎり必ずどこかで暴発するように思います。しかし、その方法はないように思います。
なぜなら、個人が個人に向き合うことでしか個人が感じる閉塞感は解消されないからです。

また、人は楽なほうへ流される傾向があります。したがって、後先考えずに一時だけでも衝動を解消しようと試みます。

とても危険な考え方ではありますが、衝動は他者に向けることで、解消できてしまえることがあります。これは多くの人にとって心当たりがある事ではないでしょうか。

もし、仮に、一昨日に発覚した殺人事件の加害者である女子大生のような感情を持つ人が、ネットを通してテロを依頼されたらどうなるでしょう。

指定の場所に爆弾を設置し、遠隔で起動スイッチを作動させる。もしくは、その指定場所で自爆を促される。というような働きを要求されたら、衝動の解消のため、後先考えず実行してしまうのではないでしょうか。

それは、予期できない行動であるのでかなりの確率でテロは成功するでしょう。まさか無宗教の自国の民がと思い込んでいるところにスキが生じているので大変厄介です。

格差が広がり、閉塞感が生じる。シンプルに生きることの難しさや快楽に溺れてしまいやすい環境が、現在の民主主義にはあるように思います。
それは、普通の生活に踏みとどまることができず零れ落ちる人々が出てくるという事でもあり、その中でも自己中心的な自己評価の高い人達は、個への益を求められる社会に対し牙をむくことは自然であるように思います。

インターネットの画像はリアルとフェイクで混沌としているので、不満や衝動を持て余している人々の中にはフェイクに傾倒してゆく人もいるでしょう。

そんな人達を上手く使う人が現れた時、最悪の事態が生じるように思うのです。