硝子戸の外へ。

優しい世界になるようにと、のんびり書き綴っています。

考えさせられる事件。

2013-10-27 20:17:38 | 日記
東京都大田区での女性絞殺事件のニュースに耳を傾けていたらその結末に驚いてしまった。

彼女を殺害した後電車に飛び込んで自殺してしまったようである。

好きな人との交際というものが、好きな人の命と自身の命を断ってしまうほど釣り合いがとれるものであろうか。

三鷹女子高生殺害事件もそうであったが、その後の自身の人生を投げ捨ててしまえるほど人を好きになるという気持ちはどうにも分からない。

その人を誰にも取られたくないという所有欲が強いのだろうか。はたまた、恨みとして無き者にしてしまえと思ってしまうのだろうか。

彼はどんな気持ちで彼女の首に手を掛けたのだろうか。逆上し、息絶えてゆく彼女に気がつかなかったのであろうか。
その時、彼の中の何かが「殺してしまえ!!」と彼に囁き続けたのであろうか。

真相は分からないが、それは決して「愛」ではないと思う。どんなきれいな言葉を使い、取り繕ったとしても只の殺人でしかない。

誰も幸せになる事のない自己満足な犯罪である。それがどんな利益を及ぼすというのであろうか。

自己益に繋がらない犯罪行為は何のためになされるのだろうか。利益のないことの後には喪失感しか残らないはずである。

それに、好きな人の命を奪えば、もう逢えなくなるわけだし、自殺してしまったら恋もできなくなる。

淋しい事ばかりである。

たしかに失恋は辛い。本当につらい。仕事を辞めてしまうほど辛いものである。でも、生きていなければそれまでである。

時間は常に未来へ流れているのだから、時間が解決してくれる日が来るかもしれない。だから、それまで耐えなければならないのだと思う。そして、本当に幸せを求めるなら、外に求めるのではなく、まず自身の心を充実せねばなるまい。自身の心が充実してくれば、周りの人に安心感を与える事が出来るのではないでしょうか。そして、それがやがて巡って自身の幸せにつながるのではと思うのです。