硝子戸の外へ。

優しい世界になるようにと、のんびり書き綴っています。

さよなら。ブルーベックさん

2012-12-07 19:17:58 | 日記
jazz pianistのデイブ・ブルーベックさんが亡くなられた。

僕の聴く音楽はjazzが多い。 フリークまでとはいかないが間違いなく好きなジャンルである。

好きなプレイヤーも多い。しかし、中でもブルーベックさんは僕にとって少し特別でjazzの扉を開いてくれた人である。

出会いは十数年前、工場勤めの夜勤帰りご飯を食べつつラジオ聴く習慣があり、またこの頃、聴くラジオ局がオールナイトニッポンからラジオ深夜便に変わったころであった。

ある日、いつものようにラジオをつけご飯を食べていると、どこかで聞いたメロディが流れてきた。たしか何かのコマーシャルで使われていた曲であり、そのコマーシャルと音楽がとてもぴったり合っていてとてもかっこよかった印象が残っていた。

フルコーラスを聴き終えるととても感動してしまって、音楽終了後、パーソナリティさんが曲の紹介をしてくれるとその場にあった広告に走り書きでメモを取った。

デイブ・ブルーベックで「take・five」

その週末、名古屋のタワレコまで行き、よく分らないまま購入したアルバムが「time・out」という名盤である。

僕が最初に名前を覚えたジャズプレイヤーであり、jazzという音楽の楽しさを知ったのである。

その後、ラジオ深夜便で掛かるjazzに耳を傾け、耳に残る音にはメモを取りCDを購入するというパターンを繰り返し、jazz・giantsと呼ばれる人達を通して、日本のプレイヤー達にも耳を傾けるようになって、ライブにも足を運ぶようになった。そして、jazzはいつしか僕の生活の一部となってしまった。その元がブルーベックさんなのです。(もちろんラジオ深夜便にも感謝である)

あちらでもピアノを弾き続けるんだろうか。いつかライブで「take・five」を聴きたいものである。