田中雄二の「映画の王様」

映画のことなら何でも書く

ノーマン・ジュイソンの映画 その6『ザ・ハリケーン』

2024-01-24 17:01:45 | 映画いろいろ

『ザ・ハリケーン』(99)(2006.9.5.)

 帰宅したらデンゼル・ワシントン主演の『ザ・ハリケーン』をテレビでやっていた。無実の罪で投獄された黒人ボクサーが、知り合った黒人少年や弁護団と協力して無罪を勝ち取るまでの闘いが真摯に描かれた力作で実話の映画化。

 ワシントンの熱演に加えて、ジョン・ハンナ、デビッド・ペイマー、ハリス・ユーリン、ダン・ヘダヤなど、結構渋い脇役を揃えていると感心していたら、クライマックスでは判事役でロッド・スタイガーも登場してきた。

 ノーマン・ジュイソン監督はカナダ出身だから、こうしたカナダを舞台にした人種問題が撮りたかったのだろうし、そこにスタイガーを出すことで、黒人問題を描いた自作の『夜の大捜査線』(67)を、観客に意識させたかったのかもしれないと勝手に解釈した。


ボクシング映画
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/5b4913b2abfae24ae7fccf8a21622a43


コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ノーマン・ジュイソンの映画... | トップ | 『白日青春 生きてこそ』 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画いろいろ」カテゴリの最新記事