『ヒンデンブルグ』(75)(1979.11.5.月曜ロードショー)
1937年、アメリカで起きたドイツの巨大飛行船ヒンデンブルク号の爆発炎上事故を、実話を基に、反ナチによる人為爆破という大胆な仮説を立てて描いたサスペンス映画。監督はロバート・ワイズ。
昨日「日曜洋画劇場」で『オデッサ・ファイル』(74)を見たので、2日続けてのドイツ関連映画になった。演技陣は、ジョージ・C・スコット、アン・バンクロフトら、芸達者が揃っていたが、ワイズ監督作としては、他の作品に比べると心に迫るものが少ない。ラストのカラーからモノクロへの画面転換、事故を伝えるアナウンサーの絶叫が耳に残る。
【今の一言】公開時は、当時はやっていたノスタルジー映画とパニック映画を組み合わせたような、中途半端な印象を受けた覚えがある。
『文化の泉 Vol.4 主人公は人間だけじゃない」(2012)から。
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