田中雄二の「映画の王様」

映画のことなら何でも書く

『フラッド』

2020-11-26 08:11:53 | ブラウン管の映画館

『フラッド』(98)(2006.11.4.木曜洋画劇場)


 大雨による大洪水で沈みかけたアメリカの田舎街を舞台に、現金輸送車運転手と強盗グループ、そして地元の保安官グループが大金をめぐって激しい攻防戦を繰り広げる。

 タイトルのフラッドは洪水の意味だが、原題は「ハード・レイン=大雨」だから、微妙にニュアンスが異なるのだが、水を利用したアクションが全編にあふれてなかなか面白い。

 閉ざされたアメリカの田舎街を舞台にした傑作B級アクションとしては、パニックの形は違うが『トレマーズ』(90)を思い起こさせるところもある。

 監督は撮影出身のミカエル・ソロモン。同じく撮影出身のヤン・デ・ボンが竜巻映画『ツイスター』(96)を撮り、このソロモンが洪水映画を撮った。やはり撮影監督はこういう映画に魅かれるのか?


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『アルカトラズからの脱出』 | トップ | 『ビルとテッドの時空旅行 音... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブラウン管の映画館」カテゴリの最新記事