ジョン・ウォーターズ監督のオリジナルを基にしたミュージカル映画。監督はダンサーや振付家としても知られるアダム・シャンクマン。
舞台は1962年のボルチモア。ヒロインの太った高校生トレイシー(ニッキー・ブロンスキー)と彼女の母(ジョン・トラボルタ)、黒人たちが、テレビのダンスショー「コーニー・コリンズ・ショー」に出演するさまを描く。
62年という、まだベトナム戦争を知らず、公民権運動も盛んではなかった微妙な時代を背景に、太っていても、肌の色が黒くてもいいじゃないか、というメッセージを込めながら、ノリのいい歌とダンスで楽しませる。カラフルな衣装や装置も見ものだ。
ただし、特殊メイクで女装し、太ったトラボルタとクリストファー・ウォーケンの“夫婦ダンス”などを、グロテスクな悪乗りと見るか、よくやるよと笑って見られるかが、この映画の好き嫌いの分かれ目になるのでは。かく言う自分は『ジャージー・ボーイズ』(14)の“前科”はこの映画にあったのかと、ウォーケンに拍手を送った口。
敵役のミシェル・ファイファ― 、さすがのクイーン・ラティファ、コーニー・コリンズ役のジェームズ・マースデン、若手のザック・エフロンらも好演を見せる。こういう映画を見ると、黒人はみんなダンスがうまいと錯覚しがちだが、実際はダンスが苦手な黒人も少なくはないのだろう。
舞台は1962年のボルチモア。ヒロインの太った高校生トレイシー(ニッキー・ブロンスキー)と彼女の母(ジョン・トラボルタ)、黒人たちが、テレビのダンスショー「コーニー・コリンズ・ショー」に出演するさまを描く。
62年という、まだベトナム戦争を知らず、公民権運動も盛んではなかった微妙な時代を背景に、太っていても、肌の色が黒くてもいいじゃないか、というメッセージを込めながら、ノリのいい歌とダンスで楽しませる。カラフルな衣装や装置も見ものだ。
ただし、特殊メイクで女装し、太ったトラボルタとクリストファー・ウォーケンの“夫婦ダンス”などを、グロテスクな悪乗りと見るか、よくやるよと笑って見られるかが、この映画の好き嫌いの分かれ目になるのでは。かく言う自分は『ジャージー・ボーイズ』(14)の“前科”はこの映画にあったのかと、ウォーケンに拍手を送った口。
敵役のミシェル・ファイファ― 、さすがのクイーン・ラティファ、コーニー・コリンズ役のジェームズ・マースデン、若手のザック・エフロンらも好演を見せる。こういう映画を見ると、黒人はみんなダンスがうまいと錯覚しがちだが、実際はダンスが苦手な黒人も少なくはないのだろう。
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