『インセプション』(10)(2012.6.10.日曜洋画劇場)
人の夢の中に入り込み、アイデアを盗むコブ(レオナルド・ディカプリオ)。だが、その才能ゆえに最愛の人を失い、指名手配されていた。そんな彼に、サイトー(渡辺謙)と名乗る男から依頼が舞い込む。それは相手の潜在意識に入り込み、ある考えを植えつけるというミッションだった。
どこまでが夢でどこからが現実なのか…。特撮を駆使した摩訶不思議な映像の中、クリストファー・ノーランの狂気がさく裂、という感じがした。ジョン・レノンの「夢の夢」じゃないが、夢の多層構造を利用した独特な味わいのある映画。夢を媒介とした一種のタイムトリップものだとも言える。見ながらケン・ラッセルの『アルタード・ステーツ』(79)を思い出した。
特別試写会を取材(2010.7.15.東京国際フォーラム)
『インターステラ―』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/0ceb1ca9563918da684d48385dad85d4
【インタビュー】『ダンケルク』クリストファー・ノーラン監督
https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/interview/1121880
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