田中雄二の「映画の王様」

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「午後のロードショー」『ノウイング』

2024-08-01 08:30:07 | ブラウン管の映画館

『ノウイング』(09)(2009.7.22.東宝東和試写室)

 50年前のタイムカプセルに収められていた一枚の紙が、未来の大惨事を予言していることに気付いた主人公(ニコラス・ケイジ)が、その回避に奔走する姿を、VFXを駆使した衝撃的映像の数々で描き出す。監督は『アイ,ロボット』(04)のアレックス・プロヤス。

 聖書の影響(ノアの箱舟、アダムとイブ)が強く感じられる人類滅亡劇。日本の『世界大戦争』(61)『妖星ゴラス』(62)、スピルバーグの『未知との遭遇』(77)などの影響も大きいとみた。

 予知能力など、ドラマシリーズ「トワイライトゾーン」的な話が展開する前半は、ミステリアスでなかなか面白いが、宇宙人が出てくる後半は種明かしも含めて失速。飛行機墜落、地下鉄追突などのパニックシーンではVFXが効果を上げている。

『ペイ・ザ・ゴースト ハロウィンの生贄』ニコラス・ケイジ
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/2a01963298551a7afb62753312204695


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