岩波ホールが6月13日から再開。その第1弾として「岩波ホールセレクション」を実施し、「実在の女性」を主人公にした『オレンジと太陽』(11)と『パプーシャの黒い瞳』(13)を連続上映する。
『オレンジと太陽』は、名匠ケン・ローチを父に持つジム・ローチの監督デビュー作。主演はエミリー・ワトソンとヒューゴ・ウィービング。英国政府が、19世紀から1970年まで、施設の子供たちを勝手にオーストラリアなどに送っていた“児童移民”の事実を暴いた。
『パプーシャの黒い瞳』は、圧倒的なモノクロ映像で第二次世界大戦下のポーランドのジプシーの世界を描く。実在の女性パプーシャは、ジプシー女性として初めて「詩人」と呼ばれた。ポーランドの名匠クシシュトフ・クラウゼと妻のヨアンナ=コス・クラウゼが共同監督。クシシュトフの遺作となった。
どちらも『THE BIGISSUE日本版』誌上で、監督にインタビューさせていただいたので、今回の上映は感慨深いものがある。
『パプーシャの黒い瞳』のヨアンナ・コス=クラウゼ監督にインタビュー取材
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/c817b283c2e93101c3ab6ba6d43cca54
ポーランドに名匠が多い理由は?
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/bb65a9a4d6bc57f2568212201e5693fd
【インタビュー】『パプーシャの黒い瞳』ヨアンナ・コス=クラウゼ監督
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/df3a10fa9308e50b42bc17e376c6f6cd
2012.1.【違いのわかる映画館】vol.16 神保町 岩波ホール
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/d8f0182353b93d4ea78c883fba88aa8e
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