『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』 (84)(1984.10.19.有楽座)
前作、『レイダース/ 失われたアーク《聖櫃》』(81)の前日譚で、舞台は1930年代。インディ・ジョーンズ(ハリソン・フォード)は、相棒のショート・ラウンド(キー・ホイ・クァン)とクラブ歌手のウィリー・スコット(ケイト・キャプショー)と共に、ヒマラヤ山脈の上空を舞い、インドの鉱山をトロッコで駆け抜け、奥地の宮殿で大冒険を繰り広げる。
ウィリーが「エニシング・ゴー」を歌う上海のクラブから始まり、飛行機、ゴムボートを使った逃避行を一気に見せるオープニングの流れは快調。その後も、見応えのあるアクションが続き、ジェットコースタームービーとも称されたが、ストーリー的には支離滅裂なところがあり、グロテスクな描写も目に付く。
とはいえ、インディとショート・ラウンドの絡みは琴線に触れるところもあるなど、スピルバーグのバランス感覚の甘さを感じさせられ、こちらの評価も今一つ定まらないところがある。
『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/7d57c3db2d32ca7f5e6d6adf4f9d7bbb
『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/eb96bbaf421200c455587aab28f33161
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