『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』(NHK)
仕事と結婚に失敗した荒井尚人(草彅剛)は、生活のために“手話”という唯一の技能を生かして手話通訳士となる。彼は耳が聞こえない両親をもつコーダ(Children of Deaf Adults)だったのだ。
やがて仕事にも慣れ、新たな生活を送り始めた尚人のもとに届いた依頼は法廷でのろう者の通訳。この仕事をきっかけに、尚人は、自身が関わった17年前のある事件と対峙することに。そして、現在と過去、二つの事件の謎が複雑に絡み始める。
ろう者の生活を描き込んだ社会派ミステリーで、原作は丸山正樹。デフ・ヴォイスとは「ろう者の声」を表す。なかなかない形のドラマなので興味深く見た。草彅が好演を見せる。
『Coda コーダ あいのうた』(21)や『エール!』(14)、そして全員がろう者の共同監督と出演者で製作された“無音の音楽映画”『LISTEN リッスン』(16)について、監督にインタビューしたことを思い出した。
『Coda コーダ あいのうた』『エール!』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/19e20cddc0d06a98c490d5663c7cf333
【インタビュー】『LISTEN リッスン』牧原依里 & 雫境監督
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/45c17234fe6009b4a65070438b5b62df
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