『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』(10)
大企業のエリートだった筒井(中井貴一)は、仕事に追われる日々だったが、母(奈良岡朋子)が倒れたとの連絡を受けて故郷の島根へ戻る。同じころ、同期の親友(遠藤憲一)が事故で亡くなったとの知らせが。今まで一度も自分の夢に挑戦することなく生きてきたことに気付いた筒井は、子どもの頃からの夢だった一畑電車の運転士を目指すが…。
「完成報告会見」(2010.4.12.)
主演の中井は「私はまだ映画を見ていないのですが、1カ月強の撮影は、島根の方々の無償の愛に支えられていたと思います。その温かさがきっと画面にも現れていると思います」と語った。
鉄道に関する特別な思いとしては、「子どもの頃は、運転士さんよりは、切符を切る車掌さんに憧れていました。撮影で使われたデハニは一度引退した車輌だったのですが、このような温かみのある車輌を子どもたちに残していこうと、映画を見て思ってもらえればと思います」と。
最後に、ロケ地の島根について、「出雲大社でお払いをしたときに、神話を聞いて自分でも勉強しました。食べるものはおいしいし、人柄も温かったです。本当に大きな無償の愛を島根の方から頂きました。映画を皆さんに見てもらうことが私たちのできる島根への恩返しだと思います」と語った。
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