田中雄二の「映画の王様」

映画のことなら何でも書く

ビデオ通話で西部劇談議『シェラマドレの決斗』

2022-07-03 17:26:58 | 駅馬車の会 西部劇Zoomミーティング

 今回のお題は、マーロン・ブランド主演の『シェラマドレの決斗』(66)。原題は「アパルーサ」という馬の品種。

 先日、NHK BSで放送されたので、以前DVDの解説を書いたこの珍品を取り上げてみた。西部劇が似合わないブランドよりも、『ガンファイターの最後』(69)『シノーラ』(72)と同じく、この映画でもメキシコ人を演じたジョン・サクソンの方が印象に残る。で、サクソンといえば『燃えよドラゴン』(73)のローパー役もある。

 メキシカンウエスタンともいうべき映画で、サソリの上で腕相撲をするアラカネと、歯でマッチの火をつけるメキシコ人が印象に残った。

https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/e853d61bed339583bea83427d18bce4f

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近所のおばさんや大家さんを演じさせたら野村昭子

2022-07-03 13:23:52 | 映画いろいろ

 亡くなった名脇役の野村昭子さんの代表作は、「家政婦は見た!」の家政婦事務所の所長役と、橋田壽賀子脚本の「渡る世間は鬼ばかり」と出ているが、自分の中では、

 「ウルトラQ」(66)「カネゴンの繭」での、金に執着するあまり怪獣カネゴンになってまう主人公・金田金男の母親役。「渥美清の泣いてたまるか」(67)「日本で一番もてない男」での、40歳で演じた一つ年下の渥美の母親役(脚本は橋田)。「パパと呼ばないで」(72)での、チー坊(杉田かおる)を引き取ろうとする人のいい親戚のおばさん役…。

 映画では、『赤ひげ』(65)での、小石川養生所の賄いのおばさんの一人。『砂の器』(74)での、アパートの大家さん…。

 杉山とく子らと並んで、おっかさん、近所のおばさんや大家さんを演じさせたら絶品な人だった。

「泣いてたまるか 日本で一番もてない男」
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/fd48040596c8f8369e87aacd6bab7ccf

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「ザ・シネマ」『夕陽に立つ保安官』

2022-07-03 12:11:04 | ブラウン管の映画館

『夕陽に立つ保安官』(69)(1977.6.4.TVK.)

 金鉱が発見され、一獲千金を狙う荒くれ者が集う西部の小さな町。町を牛耳るダンビー(ウォルター・ブレナン)一家に対抗すべく、町長のパーキンス(ハリー・モーガン)らは、保安官を探す。そんな中、流れ者のマッカラー(ジェームズ・ガーナー)が保安官に志願し、ダンビー一家の息子ジョー(ブルース・ダーン)を逮捕。加勢したジェイク(ジャック・イーラム)を助手にして、町の治安を取り戻していくが、ダンビーが黙っていない。

 ガーナーとイーラムのとぼけた味、ジョーン・ハケットの勝気なヒロイン、ブレナンをはじめとする達者な脇役たちを得て、西部劇のありきたりなストーリーをパロディ化し、コメディとして描いた傑作。監督はバート・ケネディ。姉妹編に『地平線から来た男』(71)がある。

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