むぎわら日記

日記兼用ブログです。
野山や街かどで見つけたもの、読書記録、模型のことなどを載せております。

現代語訳『論語と算盤』渋沢栄一(ちくま新書)

2020年10月03日 | 読書
日本型の経営の原点の書です。
欧米型資本主義と一線を画し発展してきて、一時は世界No.1と言われた日本的資本主義ですが、その原点がここにあります。
経営は、金儲けの前に道徳心を重要視するようにすると良いと言うことが書かれています。
渋沢栄一の講義をまとめたものなので、なんとなくおじいさんの説教を聞かされている感がありますが、謙虚な気持ちで読み進めていくと、忘れていた大切なものに気づかされます。
特に心に残った新しい見方は、自由に生きることとは自分を頼って生きることだと言うことです。
確かに自分に頼って生きている限り、他がどうなろうと自分は自由ですからね。
定年退職後、自分に頼って生きて行けるように出来たら、第二の人生を自由に生きられるのだなと思いました。

コメント
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