むぎわら日記

日記兼用ブログです。
野山や街かどで見つけたもの、読書記録、模型のことなどを載せております。

夜と霧の隅で(北杜夫)新潮文庫

2010年07月30日 | 読書

「夜と霧」と言えば、アウシュヴィッツの強制収容所などを思い浮かべますが、この話もWW2のナチス政権の狂気を描いた物です。
治癒の可能性が低い慢性の精神病患者を安楽死させるために選別を行おうとするナチス政権に抵抗するために、重篤な精神病患者に一か八かの絶望的な治療を行う老医師の狂気を描いた小説です。
狂気とは理性のみになった状態である・・・・有名な言葉ですが・・・・そういうことです。
他にも数編の短編が収録されていますが、むぎわら日記常連の○○さんのために、山岳と昆虫採集ネタが多かったですと書いておきます。
コメント (2)
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