蛸林 Daily Work

お気楽な絵とグライダーのBlog
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tdw045 【娘20避暑】

2005年07月28日 | 
【娘20避暑】水彩 はがき(albireo)

安価だったので、衝動買いをしてしまったアルビレオ水彩紙を使ってみた。
中性紙だがパルプが材料と言うところが気にならないでもないが・・・

で、早速使ってみた印象は・・・
目はラフということなのだが、コールドプレスみたい。
今、常用している、ウォーターフォードは中目なのだが、それよりもフラット。
ワトソンやコットマンの中目よりもフラットなんだもん。
鉛筆は滑らかに動くので細かい描写はやりやすい感じ。

そして問題の水彩絵の具での感じは・・・・
「あれ?!絵の具が動かない。」です。
かなり水を引いておけば多少は滲むのですが、上記の他の紙にひかくすると乾燥する時に絵の具が動かないんです。
ウエットエッジも殆ど出ない。
そして、目がフラットなせいか、水持ちが悪い。紙に乗せられる水の量が少ないんです。
筆で言うなら、セーブルじゃなくてリセーブルみたいな感じ。
保持していられる水の量が少ないので、絵の具を伸すのを手早くやらないといけない感じです。
画面が小さいなら少々忙しいけどできますが、広い面積のウォッシュは大きな画面だと辛いかも(^^;)

でも不思議なのは、洗いもけっこう効くこと。ウォーターフォードよりも効く感じ。
そして、厚みもそんなにないのですが、ワトソン190gよりも歪みにくいようです。

水彩の味が薄く伸した絵の具と滲みと紙の質感とすれば、ちょっと物足りない感じかもしれません。
ただ、手頃でやったことは答えてくれる感じです。
でも、やった事以上の事はしてくれませんけど。
偶然性を期待してはいけない紙みたいです。(^^;)