打倒!破廉恥学園

旋風寺武流PLが意味もなくただ、だらだらと掻き散らかすブログです。

原作と作画

2006-06-27 10:46:43 | Weblog
漫画を完成させる工程を大雑把にわけると二つに分かれる。

① どんなストーリーにするか

② 考えたストーリーを絵にすること

大体の漫画家さんは、この二つの工程を一人でやっているわけですが、中には①と②が別々になっている漫画もありますよね。

①を主に受け持つ人を「原作者」 ②を主に受け持つ人を「作画」とか言ってますよね。

漫画原作者といえば、やはり梶原一騎、続いて小池一夫に雁屋哲、牛次郎や武論尊なども有名ですよね。

こういう原作者たちが小説や簡単な絵を描いたりして作画の人に渡して、マンガができていく。

これって一つの共同作業ですよね。だから原作者と作画の疎通が取れていないと、出来上がった作品も珍妙なものになってしまうのですよ。

「闘将!!拉麺男」という漫画で、主人公ラーメンマンのクローンが出てくる話があるのですよ。みんなはそのクローンを見て「おお!ラーメンマンと瓜二つだ!」と驚くわけですが、これが全然似ていない。というか、ヒゲが八の字型という事以外類似する部分がないんですよ。これは明らかに原作と作画の疎通が上手くいっていなかったんでしょうねえ(作者のゆでたまごは二人組で、片方が原作、片方が作画をしているそうな)

あと「美味しんぼ」ですね。「鮭勝負」の話にて、生の鮭は寄生虫がいる恐れがあるにも関わらず主人公側は生の鮭料理を出して敵側に突っ込まれるわけですよ。そして顔面蒼白になる主人公。「う……」と言葉を詰まらせた挙句にギクリと効果音まで出して焦っています。でも最後のページでは余裕の笑みを浮かべてるのです。結局次の話では、厳重な検査を行っているので大丈夫みたいな流れになっているのですが、最初から大丈夫とわかっているのなら、なんであんなに主人公が焦っていたのかがわかりません。これも原作者と作画の疎通が取れなかったからじゃないかなあと、底意地の悪い私は疑ってしまうわけですよ。

原作者にもいろんなタイプがいます。

梶原一騎みたいに、絶対自分の原作を作画の人にいじくらせないタイプ。

そしてイ・ハギンのように、漫画の内容が原作からかけ離れても認めていたタイプ(「蒼天航路」の原作者なのですが、第一話からもう原作から離れているのです)

原作と作画どっちが大変なのかなあ、と時々こんな不毛な疑問が湧いたりするのですよ。まぁ、どっちも大変だよ。と当人たちは言うでしょうけどね。

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
まめちしき。 (鷹塚はやせの中の人)
2006-06-27 21:10:07
原作者と作画。

一概には言えませんが、稼いでいるのは作画のほうだとか(何)。
返信する
なるほど (たけるん)
2006-06-27 22:47:38
私も多分、作画の方が稼いでいるのではないか……と思ってはいました。なぜなら、原作者は何本も同時に連載をしていますが、作画が三本も四本も同時連載をしているなんてのはちょっとお目にかかったことがないからです。



原作者は何本か仕事しないと食えない……というわけではないのでしょうが、作画は一本あればなんとかなっていそうなイメージがあります。



また、作画の方が実際に作品を作り上げないといけない苦労があるから金が多いんだろうなあとも。



コメントありがとうございましたぁ
返信する

コメントを投稿