輪廻転生について考えてみた

初夏になって我が部屋に小さな蚊みたいなものが出るようになった。

たまに私の眼前を横切るので、つい引っ叩いてしまった。我が貧弱なる一撃とはいえ、我が張り手の攻撃力は虫の防御力をあっさりと上回り、虫のＨＰを０にしてしまったのだ。

長々と書いてみたが、ようは殺してしまったのだ。

ちょっと考えてしまった。本当に輪廻転生というものがあるのなら、この虫はまた別の生き物に生まれ変わるだろう。

小さい頃、私は団子虫で遊ぶのが好きだった。触れば丸まる団子虫を「手榴弾」と呼んでは、水の入ったバケツに投げ入れるのだ。もちろん団子虫は死ぬ。

思えば酷い事をしたものだ。あの団子虫は今、何に生まれ変わっているのだろう。


現在、地球の人口は６０億人を超えているらしい。そして人口増加にともない、動物が絶滅したりしている。つまり、輪廻転生の教えが正しいのならば、人間に生まれ変わるチャンスが増えているということになる。

でも、あれですよねー。人間に生まれている自分だから理解できるんでしょうけど、微生物には輪廻転生という概念があるわけないですよね。というか、生物の目的である子孫を残す事以外はほとんど考えないのではないでしょうか。

またちょっと下世話な話になるが、男子は年頃になると下半身がムラムラしてくる。ムラムラならまだいいが、発展してマチマチ、さらにはトシトシになってしまうかもしれない。

話がずれた。つまり溜まった性欲を発散するためにヤるわけですよ、ナニを。

一回の射精には三万匹の精子が入っているという。これをティッシュに包んでゴミ箱にポイしちゃうと三万匹の生命がこの世から失われる。

この三万匹は未来ある三万匹だったはずです。この内の一匹が卵子と結合できたら、ひょっとしたら末は総理大臣になれたかもしれない。

いやー。そう考えるとおいそれとオナニーもできませんねぇ。

あれ、何の話だったかな？　ああ、輪廻転生だ。

つまり、今は人間に生まれ変わるチャンスが増えているってことか！？

本当に、とりとめのない話だよね。へっへっへ。