打倒!破廉恥学園

旋風寺武流PLが意味もなくただ、だらだらと掻き散らかすブログです。

新型ルパン

2010-02-19 01:39:41 | Weblog
ビデオ屋で「ルパン三世 GREEN VS RED」を借りてきました。先程見終わったのですが。

あー。うん、面白い面白くないで言えば、面白くないに近い面白さというか、ただつまらんと言い切ってしまうには勿体無いというか。とにかくそんな感じ。

でも、興味深いテーマではありました。ルパンとは何ぞや? がテーマの入り口ですね。

あの、ルパンって色んな派閥があるではないですか。例えば「クリカン肯定派」と「クリカン否定派」

否定派の中にも「緑ルパン派」と「赤ルパン派」に。緑ルパン派にも「カリオストロ肯定派」「カリオストロ否定派」と多岐に渡っていきます。

この作品は「(自分の中の)ルパンはこんなんじゃない」または「(自分の中の)ルパンはこうであるべきだ!」という人に「君が認めないルパンが、君の認めるルパンと別人だったらどうする?」という疑問を投げかけたりしています。

つまりルパン三世というのは、怪盗ルパンの孫一人……ではなく、称号のようなもので時が経てば別の人に入れ替わっていくものなのだよ、という内容なのです。

まだ一回しか観ていないけど、私が受けたのはそんな印象かな。たしかにルパンって作品ごとに顔も設定も変わったりしますからね。初めての相棒なんて四・五人いるし。なるほど全部別人なら成り立つ話です。今までの矛盾を逆手にとったうまいやり口です。

ただ何か……むなしいっ(しょぼん)友達と焼肉屋に行くかステーキ屋に行くかで話している横から「別々に食べてきたら?」と口を挟まれたような気分。そういう事じゃないんだよなーって感じ。

どうも観た印象としてはルパンだけでなく不二子も世代交代していっているみたい。年を経ても変わらない美貌の謎が解き明かされたのかしらん。次元と五右衛門はどうなんだろう。

自分のように、カッコよくてスタイリッシュでクールなスーパーマン「ルパン三世」を期待して観たらとてつもない虚無感に襲われる作品だなあ、と。でも、これ創った人の言いたいことは伝わったかな。賛成はできないけど。

こういう今までの価値観をひっくり返しちゃう懐の深さを持っているのが名作「ルパン三世」なんですね。変なまとめ!!

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