打倒!破廉恥学園

旋風寺武流PLが意味もなくただ、だらだらと掻き散らかすブログです。

おしょうさんはすげーな(食欲的な意味で

2007-11-18 16:16:05 | Weblog
私の大好きで嫌いな話に「三枚のおふだ」という話がある。

栗拾いに山にいった小坊主さんが親切な老婆と出会う。老婆の家でたらふく栗を食べ眠ってしまった小坊主は奇妙な音で目が覚める。隣の部屋で老婆が包丁を研いでいる。こんな真夜中になんで包丁を研いでいるのだろう……障子をそっと開いて覗いてみると、なんと老婆は鬼婆であった。

という話なんですが、有名なので皆さん知ってますよね。

この話の醍醐味は逃げる小坊主と鬼婆の追いかけっこです。あの下りを読むときは手に汗握ってしまいます。まさに鬼ごっこですよ!!

人間ってのは追いかけられるのにとても精神的な不安を覚えます。しかも相手は自分を食べてしまおうとしている鬼婆。捕まったら終わりだ。

日本の昔話ってのはこういうデットヒートが多い。「もの食わぬ女房」という話もそんな感じですよね。菖蒲の生えた沼に必死に隠れて鬼女に見つからないようにする。命をかけたかくれんぼですよね。

鬼ごっこにしろかくれんぼにしろこういう子供の遊びのようなものに命がかかると本当に怖くなる。誰しも一度はやったことのある遊びだから、その怖さがわかるというものだ。

最近、昔話の本を読むことが多くなったのはそういうスリルが味わいたいからなのかもしれない。鬼婆に追われるのはまっぴらだけどね。

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