死の言葉

ドラクエに出てくる魔法にザキ系の呪文があります。

どんなに硬い防具で固めてもその言葉一発で息の根を止められてしまうのです。ペルソナでいえばハマ・ムド系の呪文ですね。

さて、上記のものはファンタジーのものですが現代日本にはそれと似たような言葉があります。それは

この人、痴漢です。

女性限定ですが、満員電車などで使えば、相手が男性ならば間違いなく社会的に息の根を止めることができます。

っていうかさー。今日のニュースで痴漢扱いされて取り調べ中に窓から逃げ出して首が鉄柵に刺さって亡くなった男性のことを知ったのですよ。

まぁ、この男性が本当にやったかやってないかはともかくとして。その状況がすごく合点がいかないのですよ。

浮き輪で遊んでいた女性三人がその男の人に触られたと訴えて、その1時間後にその男性が聴取を受けたらしいんです。

その日の海にいた人は45000人だったそうです。そんなに人が多い中で犯人を見つけた……ってのもすげーですけど、これって本当にやったとしても現行犯になるんですかねえ。1時間後ですぜ？　ならんでしょ、こんなの。

おまけにその男性は妻と一緒に来ているわけで。まぁ、それが犯人じゃないという証拠にはならないけど……その犯人によっぽどの特徴があってそれが男性と合致したってんならわかるんだけど。

その被害者の女性三人は犯人は泳いで逃げたって言っていたんですけど、走って逃げてるわけじゃないから見えるのは頭から上半身くらいでしょう？　しかも後ろ頭とかでしょう？　何でその男性を犯人と思ったんでせうかねえ。

まぁ、探偵気どりの下手な推理はやめておきますけど。

ともかく、現行犯でもないのにおまわりさんに連れて行かれちゃったら悪用されまくりのような気がします。ある意味デスノートや死の呪文よりも恐ろしいよ。

もう、海なんていけなーい。