打倒!破廉恥学園

旋風寺武流PLが意味もなくただ、だらだらと掻き散らかすブログです。

とんちで何もかも解決できるわけではないのです

2012-07-02 20:26:02 | Weblog
アニメ版「一休さん」のDVDを借りてくる。あれだけ長期間続いたアニメなのに、DVDとしてレンタルされているのはよりぬき集だけとは残念。

一休さんに新右衛門さん、桔梗屋さんに将軍様……とおなじみのキャラクターがおなじみの活躍をするのですが、考えさせられる話も幾つかありましたね。

正月。将軍様が街を査察するので、美観を損なうということで橋の下に住む人たちが追い出される。侍なんて大嫌いだ!と嘆く一休さん。追い出され寺にやってきた人たちに施しをしようと、正月で浮かれ気分の桔梗屋さんをとんちでやりこめて大量のおにぎりを手に入れる。そしてお寺に戻ってきてみれば、人々はほとんどいなくなっていた。侍が寺にやってきて、戦の手伝いをすれば飯を食わせてやると言って、人々を連れて行ってしまったのだ。
「侍たちはばかだ。その侍の手助けをする人たちもばかだ。でも、止めることができなかった私も大ばかだ」
己の無力を嘆く一休さん。正月ムード抜けやらぬ京の町で、頭蓋骨を掲げながら「ご用心、ご用心」と練り歩く。正月は冥土へ近づく一里塚。正月になると年を経るので死へと一歩近づく。死なない内に善行をしなさいと言っているのだ。

こんな話でしたねー。頭蓋骨を持って京の町を歩くエピソードは大人になった一休さんの実話ですよね。たまにこういうハッとさせられる話があるから馬鹿に出来ません。