キャラ立て二階立て

旋風寺武流が現役だった頃の戦国学園は、『一騎当千』や『天上天下』のような世界観だった印象があります。どこか殺伐で猥雑としていて。

でも今は『ペルソナ』シリーズのような世界観ですね。びっくりするような猟奇的展開や、エロス的展開はないみたいです。

これもご時勢といえば、ご時勢なんでしょうけどね。

『ペルソナ』シリーズは初代プレステの頃から遊んでいますが、キャラクターの創りが秀逸ですね。

主人公が無個性なのはさておいて、主人公とパーティを組むキャラクターたちは、どれもビンビンにキャラが立っています。

今の戦国学園で目立つには、ああいうキャラを創るのがいいかもしれませんね。

シルエットにしても誰だかわかり、独特の個性を持っていて、他人が使っていない武器を使用する。

二番目の個性というのが、一番大事だと思います。文章上のやりとりがほとんどですから、奇抜というと語弊がありますが、やっぱりそのキャラしかないウリがなければいけません。

先日のブログで、キョン風キャラは難しいといっていたのは、この独特の個性が薄いからだ、と私は思います。

個性っつっても、いい個性とダメな個性があります。ダメな方から挙げた方がいいですかねえ。

ダメなのは、漠然と『強いキャラ』にしてしまうことです。ただ強いだけでは、ダメなのです。

だって、戦国学園のバトルはサイコロで決まってしまいます。極端な例として赤ちゃん相手にだって、出目が悪ければ負けます！（まあ、赤ちゃんは入学してこないと思うけど）

ですから、運悪く負けが積み重なれば『強いキャラ』という設定が崩れてしまう可能性が大きいです。だから、漠然と『強いキャラ』はやめておいた方がいいと思います。

それよりもオススメなのが『こだわり』キャラです。特定の状況では、絶対にこだわってしまう何かを持っているキャラ。これは印象が強く残りますよ。

水戸黄門が印籠を出すのと、同じようなものです。ＲＯＭをしている人が「おっ。この展開だと、あの人のアレがでるな……でた！！」となれば、しめたものではないでせうか？

必殺仕事人しかりタイムボカンしかり、いいワンパターンは何度やってもいいものです。ワンパターンが認識されるようになって、ようやく名物キャラになれるのではないか、と私は思います。

まあ、私の経験上から言わせてもらえば、なんだかんだでエロキャラはキャラが立つものです。誰もが持っている感情をオーバーにすると、共感を得やすくなりますから。