打倒!破廉恥学園

旋風寺武流PLが意味もなくただ、だらだらと掻き散らかすブログです。

「ズッコケ家出大旅行」も読んでいると、より一層楽しめます

2011-04-05 19:40:22 | Weblog
会社帰りに寄った書店で「ズッコケ中年三人組AGE45」を発見。

これはあの超有名児童文学「ズッコケ三人組」の主人公三人組が、中年になってからの話なのです。AGE40から出版されていて一年に一冊の割合で出版されています。

さて、AGE45の表紙。子供の頃にズッコケシリーズを読んでいる人は「おっ?」と思ったのではないでしょうか。

そうです。表紙の三人は「ズッコケ山賊修行中」の時と同じ格好をしているのです。私同様に子供の頃に読んだ人も多いんじゃないかな?

「ズッコケ山賊修行中」は、大学生のお兄さんの運転する車に同乗していた三人組が、昭和という時代にも関わらず、山賊にさらわれてしまうという話です。

山賊たちは土ぐもという反体制組織で、蜂起する時を狙って、山で生活をしているのだそうです。そして、三人は打首になりそうになったり、組織の子供たちと仲良くなったりするのですが、なんとか逃げ出すのです。

しかし、最初に逃げ出した先に飛び込んだ交番の警官が土くもの構成員だったり(二回目に脱出成功としとります)、結局大学生のお兄さんは自分の意志で組織に残ることを決意して別れたりと、妙な読後感を残した一冊でした。

あのお兄さんはどうなったのか、土くもの連中はどうなったのか……AGE45は、その謎が三十年以上経過して、明かされるというスリリングな一冊になっとります。

今にしてみれば、あの大学生のお兄さんが土くもの里に残った理由も、わかるような気がしてみるんですよね。

……あと、ハチベエと奥さん(これも小学校時代の同級生)となれそめや、モーちゃんと奥さんの割とシビアな話、またハカセの淡い失恋話など、三人組も大人になってから、いろいろあったんだなあ……と思わせる内容になっています。

ハチベエの口からラブホテルとか出ると、ビックリしちゃうなあ、もう。

私がオススメするズッコケシリーズは「うわさのズッコケ株式会社」ですね。これは小学生の時に読んでおきたい一冊です。

こんなブログを読んでいる小学生がいるかわからないけど、もしいるなら図書館にゴーだ! 働いてお金をもらう喜びを感じることができるぞ。