打倒!破廉恥学園

旋風寺武流PLが意味もなくただ、だらだらと掻き散らかすブログです。

フィクション越え

2010-07-26 06:01:48 | Weblog
「事実は小説より奇なり」ということわざがあります。現実で起こる出来事が、フィクションよりも奇妙で不思議だという意味です。

先日、そんな事件が起こりました。鬼畜系作家の村崎百郎さんが殺されたのです。殺したのは被害者に恨みを持つ男性で、精神科に通院歴もあったそうです。村崎さんは、もっとも刃物を持たせてはいけない人種にメッタ刺しされたのです。

たしかにとんでもない事件だと思う反面で、村崎さんならこういう死に方をしても可笑しくないなあとも考えてしまいます。らしい死に方だなあ、と。

作家の中島らもさんが急死した時も似たような事を思いました。いわゆるサブカル系の作家は非日常な死に方がとても似合うのです。私はそう思うな。

村崎さんの作風は、狂人を装った感じの文章が多かったのですが、あれは狂人が書いたにしては余りにも理路整然としていて狡猾な内容だったので、そういうキャラなのねとわかっていましたが、世の中には本物もいるわけで、村崎さんはそれに殺されてしまった……ということなのでしょう。

経歴も公表していたものとは全然違ったみたいだし「そういうキャラでやっているだけですよー。普通に読んでいたらそれがわかるでしょー?」と作家側は思ったかもしれないですけど、読者側がどう受け取るかは人それぞれですからね。本気になっちゃう人も、世の中には絶対いるわけですよ。

ブログ内の人格も、リアルの人格もほとんど同じ自分としては、そう思っちゃうわけなのです。