ばさら昆虫

近所の寺で、蛍を自生しているそうな。

蛍の光窓の雪……蛍雪の功なんて言葉もありますな。とかく蛍というのは神秘的なものです。

どうして光っているのか。それってもう偉い学者さんたちは知っているのでしょうか。暗闇の中でぼんやり、うっすらと光る姿は、どこかオカルティックでファンタジックな気持ちにさせてくれます。

子供たちにトラウマを与える映画トップテンに確実に入るであろう「火垂るの墓」でも、蛍を照明代わりにするくだりがありましたね。

あの映画の有名な台詞「なんでほたるすぐ死んでしまうん？」にある通り、蛍の寿命はとても短いです。2週間以内で死んでしまうんじゃないかな。

蛍は水気のあるものしか摂りません。水とか、スイカの汁とかそんなの。固形物を食べないから寿命が短いんじゃないかな。関係ないかな。

美しく輝き、あっという間に死んでしまう。昆虫界のカブキ者だな、蛍は。