打倒!破廉恥学園

旋風寺武流PLが意味もなくただ、だらだらと掻き散らかすブログです。

豪傑になりたい男

2007-09-12 22:05:59 | Weblog
豪傑。私が大好きな言葉の一つです。

豪傑になりたいなあ……いや、そんな風に考える時点でなれそうもない気がします。こーゆうのは自然になっているものなのですからね。

いわゆる「豪傑」がいっぱい出てくる小説といえば水滸伝です。素手で猛獣を倒したり、天変地異を起こしたりする英雄、豪傑がいっぱい出てきます。

あれにでてくる豪傑たちは大体以下の共通点があります。

・義理にあつく

・酒に強く

・権力には屈さない

……まぁ、ものの見事に私と正反対。義理にあつい……ってのは微妙な所ですが、私はそれほど酒に強くないし、なにより曾祖父より続く公務員の家系なのでモロに体制側です。やっぱり豪傑はアウトローが似合います。

水滸伝を読んでいると、やはり当時の中国の文化なのでしょうか現代の日本人の私には「おや?」と思うシーンがあ多々あります。

やっぱり最初に違和感を感じたのは人肉食ですね。わりと普通に人肉を食べる云々のシーンがでてきます。たとえば、酒屋を営んでそこの客をしびれ薬で眠らせて金品を巻き上げてから殺して酒の肴として別の客に出す……とか。

また悪徳役人を縛り上げて腿の肉を薄切りにしてみんなで食べるというシーンもあります。何が恐ろしいって和気あいあいのムードのなかこういう事をするのが恐ろしいです。

そしてこれは説明が難しいのですが……なりふり構わず…っていうか……水滸伝の主人公たちは欲しいと思った人物を仲間に引き入れる時は本当に手段を選ばないのです。

ある男を仲間に引き入れた時の話です。その男は自分の上司の子供のお守をしていました。梁山泊のメンバーは男のスキを突いてその子供を殺してしまいます。そしてこう言いました。

「大事なお子さんが死んでしまっては、あなたはもう戻れません。さぁ、ぜひ我らが梁山泊に!」

これで梁山泊に入る男もアレですが、このなりふり構わず感に私はついていけなくなります。

優しさを持った豪傑になりたいな。なれるかな?どーだろ?