伯爵はいい物を発明してくれたものだ

えー。なんでもね、ＪＪＳが終了したそうで。

つくづく、参加表明を忘れていた事が悔やまれる思いです。

王者決定戦が想像以上に長引いてしまったのが原因かなー。わざわざ神薙くんが参加を呼びかけてくれたのにケロリと忘れていた。いかんいかん。

んで、できることと言えば観戦くらいじゃないですか。適当な無機物で入場して観戦ですよ。そうだ、せっかくだから夜食でも食いながら観よう！とコンビニへ。

相撲なら幕の内弁当だけど、戦国学園の観戦は何がベストだろうか。

私はサンドイッチを推しますねえ。280円のちょっと豪華な奴。中身はハムとチーズとスライスゆで卵に野菜と豪華なり。

いいなー。みんな楽しそうやなー、とモニターの前でサンドイッチのフィルムを破る。夜食はサンドイッチとコーラという八畳の部屋にいるよりも野原にピクニックにでも行ってブレネリを歌っていた方が似合うんじゃないかってメニューだ。

ハムチーズ、ハムオニオン、ゆで卵スライス、たまごキュウリの４つが入っている。どれから食べよう。

一番最後に残しておくのは決めてある。ゆで卵スライスだ。直角三角形の斜面から綺麗に黄色と白の模様を出しているゆで卵サンドはなんとも魅惑的。これをしめくくりとする。

最初は無難なハムチーズ。ハムとチーズというサンドイッチの雄二つを組み合わせた頼もしいサンドイッチ。これから食べる。スライスハムよりもちょいと厚めのハムが挟まれてある。これが頼もしい！サンドイッチ界のお父さんだ。

ハムの塩気よりもチーズの塩気の方が強い。それがハムの味を濃くしてさらに肉の旨みが口いっぱいに広がる。やっぱりこいつを先鋒にしてよかった！と頷く。

次はね、一番期待していないのを選ぶ。最初でドカンと来て次でちょっと落とす。そして立て続けにガーンガーンと連続攻撃で舌と心を満足させるのだ。

ハムオニオンだな。さらし玉ねぎとハムの組み合わせ。先鋒のハムと違ってこちらは細切れにされてマヨネーズに和えられている。おそらく玉ねぎも一緒にまじぇまじぇされているのだろう。

一口。うむ！やっぱりだ。期待しないで食うと美味なり。ハムオニオン愛好家の皆さんごめんなさいね？

悪くはないけど、ああ……ハムオニオンだね……としか感想がでない。ハムが細かいせいかマヨネーズの味しかしない。たまにオニオンの辛味が舌を刺激する。その刺激に思わず「小癪な奴め！」と呟いてしまう。なぜかハムオニオンだけは食べるというより片付けるといった方が正しい気がした。


さぁ！となると三番手はたまごキュウリ。ハムがサンドイッチ界のお父さんならほぐし卵はお母さん。思いきって直角三角形の半分を一口で行ってみる。

シャク！！と瑞々しいキュウリが砕かれる。このシャク！！がいい。ミックスサンドイッチにはこういう歯ごたえのいい野菜が一つは欲しい。パンでぱさぱさになった口の中にキュウリの水気が心地いい。砂漠で水とはまさにこのこと。

この時点で１３００字オーバーしている。なんでこんなサンドイッチの話をしているんだろうか。まぁ、いいや。

いよいよ大将。ゆで卵サンドだ。今か今かと待ちわびていた。

しかしね……こいつが一番の難物だったのだ。本当にがっかりした。

このゆで卵、サンドイッチの直角三角形の斜線部分にしか入っていないのだ。つまり直角の部分はただのパンだったのだ！

だまされたーーー！！こんなに腹立たしい事は滅多にないド！

とか憤慨してみるも、ただのパンもそれなりに美味しかったりするのでサンドイッチはまことに不思議な食べ物なり。



次のＪＪＳは絶対参加します。