打倒!破廉恥学園

旋風寺武流PLが意味もなくただ、だらだらと掻き散らかすブログです。

夢一夜

2006-01-29 09:32:03 | Weblog
夢を見た。

いつの間にか私は高校三年生に戻っていた。今、着ている制服は間違いなく高校時代のものだ。

私は一人、高校のグラウンドにたたずんでいた。灰色の空から雨が降ってきた。でも傘は無い。グラウンドの中央に立ち、濡れていた。

向こうから傘を差した誰かがくる。

小学生時代のクラスメート(女子)だ。私は高校生なのに彼女はまだ小学生のままだった。彼女の傘は突風にでもあったのか少しひん曲がっている。

「お久しぶり」

彼女は私に曲がった傘を差し出した。私は会釈をして彼女の傘に入る。

「懐かしいよね。元気してた?」

「…………6年ぶりかな?」

いつしか私は心の中まで高校三年生になっていた。もうすぐこの学校から卒業をするのだ。彼女と会話をするのは小学校の卒業式の日以来だからだ。

「何を言っているの。11年ぶりじゃない」

彼女は鈴の音のような笑い声を上げれば、視線を私の背後にやる。

つられて後ろを振り向けば、体操服を着た子供たちが、雨に濡れるのも構わずにドッジボールをしていた。かなり熱中しているのか、私たちの事など気づきもしていない。

「元気だな」

たしかこんな感想を漏らしたと思う。

「あなたの話を聞きたいのよ」

気がつけば私は大学の教壇に上がっていた。向かいの学生たちの座る席には、さっきの子供たちが座っていて、小さな教室は満杯になっていた。

黒板には「(私のフルネーム)先生講演会」とチョークで書かれていた。

ああ、そうだ。私はこの後輩たち(なぜか後輩と感じた)に何か話しをしてあげないといけないのだ。その前に……

「あ゛あ゛~~~~~~~~~~~」

いきなり発声練習を始める私に、子供たちは目を丸くした。そりゃそうだろう。でも発声練習なしに、これだけ大勢(と、いっても40人くらいだが)の前で話をする気にはなれない。私の発声は教室に響き渡る。

「まめ、まめまめ、まめ」

かつ舌の練習までする私を見かねたのか、子供たちの先生(若い女性。なぜか私は彼女を先生と認識した)はマイクを差し出した。しかし、このマイク。握る部分が5cmくらいしかない。おまけに声が思いっきり割れる。
発声練習を中断させられたのと、使いづらい事この上ないマイクを持たされて、私は不機嫌になっていた。

「その前に子供たちに謝ってあげてください」

先生に言われて私は思い出した。そうだ、私は彼らを2時間以上待たせてしまっていたのだ(なぜか、私はそう感じた)どうりで子供たちも不機嫌な顔をしているわけだ。

不機嫌な私と不機嫌な子供たちの視線が合う。でも、悪いのは私の方だ。だが私にだって言い訳の理由がある。

「危うく、処刑をされる所だった」

私のこの切り出しに、子供たちは騒然とした。続けて私は言い放つ。

「浣腸刑、2万トン! 危うく浣腸刑を受ける所を、私は奴らを逆に打ち倒してここまでやってきたのだ」

いろいろと突っ込み所が多すぎて、どっから突っ込んでいいかわからないでしょうが、子供たちは浣腸刑から逃げてきた私に尊敬の眼差しを向ける。

私は遅刻の言い訳に嘘をついているわけではない。リアルな記憶があるのだ。追いかける看守を尻目に坂道を駆け上った記憶が。いや、ひょっとしたら私が夢の中で見た夢なのかもしれない。

私がそれを踏まえた上で子供たちに謝罪をし、さて何を話そうかと考えた瞬間に、教室の扉が開いた。

誰が扉を開いたのか…と確かめようとした所で。夢は覚めた。

いろいろと感慨深い夢だったのでブログに記す事にした。フロイト的に言えば……欲求不満か。でも、フロイト夢判断でそれ以外の判断を聞いた事がないですが(笑)

また、面白い夢見たらブログにのせよーっと。


PS ZEROさん、たくさんのコメントありがとうございました。なるべく早めにお返事を返させていただきます!(ぺこり)