打倒!破廉恥学園

旋風寺武流PLが意味もなくただ、だらだらと掻き散らかすブログです。

土方歳三最後の一日 ~感想編~

2006-01-04 13:34:17 | Weblog
放送を観る前に予想していた脱力感はありません。市村が草原を駆けて行くラストシーンに主題歌が流れて爽快感すら感じております。

90分でここまで密度の濃い展開になるとは思いませんでした。

幕間に新政府軍が映るのですが、最初は総攻撃の準備をしているんだなーと思わせといて、すでに新撰組陣地まで迫ってきていたんですね。カンテラが蹴り落とされたシーンでそれがわかりギョっとなってしまいましたよ。

土方は榎本に近藤、大鳥に山南さんをシンクロさせていたんですね。榎本も近藤も生粋のロマンチで、自分の首と引き換えに仲間を助ける行動をとっています。

大鳥と山南さんはどちらも学者肌で土方と相性のいいタイプではなかったですが、土方にとっては自分が持っていないものを持っている人物として評価していたんですよね。

多摩の回想シーンでは、懐かしい面々にちょっと泣きが入りそうになりました。みんなあの頃は元気で生きていたんだなあーって。
しかし鵺の話はお見事ですよね。ただの世間話のネタかなと思わせておいて、薩長土佐の連合軍を鵺に例えるシーンが出てくる。なんかね、ジグソーパズルが組み合わさったかのような爽快感がするんですよね。

あ、総裁選挙で大鳥に一票しか入っていなかったのは史実らしいですよ。もちろんそれが自分で入れたものかどうかはわかりませんがー(三谷のドラマ「HR]でもそんな話があったなあ)

土方が総司の姉みつにコルクを渡すようにしたのは、やはりみつが近藤や自分と共に共通する青春を生きた人だからでしょうか。それと最年少の市村を逃がしたかったという事もあるでしょうが(市村はその後、西南の役で戦死するんですけどね)

まだ新選組!は終わりませんよ。斉藤一が残っているじゃないですか。「俺がいる限り新選組は終わらない!!」って旗を振ったじゃないですか。

というわけで次は「斉藤一会津での一日」をお願いしますよNHKさんー。