石田波郷の春の句10句を鑑賞(4)
手鏡や二月は墓の粧ひ初む
10句の中で表題句を採った手鏡や二月は墓の粧ひ初む
豆腐得て田楽となすにためらふな
田楽に舌焼く宵のシュトラウス
擁くや夜蛙の咽喉うちひびき
茗荷竹百姓の目のいつまでも
早春やラヂオドラマに友のこゑ
夜半の雛肋剖きても吾死なじ
地蟲出づひそみつ焦土起き伏しぬ
三月風焼跡の馬の臀を搏つ
燕待つ病室人を通さずて
田楽に舌焼く宵のシュトラウス
擁くや夜蛙の咽喉うちひびき
茗荷竹百姓の目のいつまでも
早春やラヂオドラマに友のこゑ
夜半の雛肋剖きても吾死なじ
地蟲出づひそみつ焦土起き伏しぬ
三月風焼跡の馬の臀を搏つ
燕待つ病室人を通さずて
読者はどれを選句しますか
できればコメントを添えて選してくださいませんじか
お待ちしています(丈士)