陵や春まだ寒き十日月
今回は「春寒」10句
掲句は景がよく映っていて
子規の句としては上品な気風を感じる
私はこの句を採る(丈士)
年代/俳句/分類:季語
22 春寒し風の動かす床の軸 時候-春寒し
27 陸奥を出てまだ江戸の春寒し 時候-春寒し
30 松明持ちて春寒さうな丁哉 時候-春寒し
30 鈍色の命婦の袴春寒し 時候-春寒し
30 春寒や牛粛として車泣く 時候-春寒し
30 陵や春まだ寒き十日月 時候-春寒し
31 春寒し鶯移る江の東 時候-春寒し
32 春寒き椽に乾かぬ鋳形哉 時候-春寒し
32 春寒き机の下の湯婆哉 時候-春寒し
32 春寒き手を握りたる別哉 時候-春寒し
【春寒】 はるさむ今回は「春寒」10句
掲句は景がよく映っていて
子規の句としては上品な気風を感じる
私はこの句を採る(丈士)
年代/俳句/分類:季語
22 春寒し風の動かす床の軸 時候-春寒し
27 陸奥を出てまだ江戸の春寒し 時候-春寒し
30 松明持ちて春寒さうな丁哉 時候-春寒し
30 鈍色の命婦の袴春寒し 時候-春寒し
30 春寒や牛粛として車泣く 時候-春寒し
30 陵や春まだ寒き十日月 時候-春寒し
31 春寒し鶯移る江の東 時候-春寒し
32 春寒き椽に乾かぬ鋳形哉 時候-春寒し
32 春寒き机の下の湯婆哉 時候-春寒し
32 春寒き手を握りたる別哉 時候-春寒し
◇「春寒し」 ◇「寒き春」 ◇「春寒」(しゅんかん) ◇「料峭」(りょうしょう)
春になっても残る寒さ。「余寒」と同じであるが、「春寒」には「余寒」ほどの寒さの余韻はない。「料峭」は春の風(東風)により肌寒い様子をいう。