黒南風や濤声たかき切通し 丈子
春満月嘘にうなずく母ありき 丈子
廃校の万葉講座梅月夜 丈子
冬りんご嘘もじょうずな赤ずきん 丈子
大寒や落款として海入日 丈子
襟たてて原発論議屋台酒 丈子
さもしさを隠すもさもし懐手 丈子
川べりのおでんの屋台「Wi-Fi」可
梟や長療養の長廊下 丈子
大寒の朝は大股三千歩 丈子
土振りて一日春を引き寄せる 丈子
四温光猫と裸の公孫樹 丈子
十二月象の尻尾がまたちびる 丈子
追伸はなべて繰り言十二月 丈子
何語やら妻の早口十二月 丈子
だれにでも心に暗渠十二月 丈子
鼻先にとまる風花逆上がり 丈子
献体に戻らぬ遺骨霜の声 丈子
仕事人間の老後はどうなるんだろうと危惧しておりましたが 俳句は句会、吟行など多忙な日常です。たけしの俳句三昧もよろしく
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