竹とんぼ

先達の秀句を味わいながら
自得の一句を求めて多作多捨です
古希すぎの晩学で楽しみながらの遅々緩歩です

山門に画布のひろがり風五月  法夢子

2014-05-31 | 
山門に画布のひろがり風五月  法夢子





五月も今日が最終日

一年中で最も愛される季節の終わりである

鎌倉にはプロアマ問わず絵筆をもつ人が目立つ

老若男女たくさんの人がキャンバスを広げている

山門を潜りぬける若葉風が心地よい



言葉のリズムも歩くリズムもゆっくりだ

風五月 一年間また待つことにする
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はつなつや花花花の熱気球  法夢子

2014-05-30 | 

はつなつや花花花の熱気球  法夢子





立夏を過ぎて暑い日もあるがまだ爽やかん風が心地よい

夜明けが早くなり早起きの鳥や虫たち、お動き出す



明けて間もない空に突然たくさんの熱気球

熱気球の訓練か大会か

雲一つない早暁の空にとりどりの花を咲かせたようだ



「夏暁」という季語もあるようだがここ「ははつ」まつ

夏の到来を喜んでいる
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青田波たどりしあたりみな身内  法夢子

2014-05-29 | 
青田波たどりしあたりみな身内  法夢子









昨日の 生い立ちは縄文の風青田波 と同じ句意

青田の風はなんとも懐かしい匂いだ

脳裏の中枢にしっかりとある残像残香をよびさます

おなじおもいの人たちにたくさん遭遇できそうな予感

昔をはるかに辿ればこの民族はみな身内だったのだ
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生い立ちは縄文の風青田波  法夢子

2014-05-28 | 
生い立ちは縄文の風青田波  法夢子






瑞穂の国 ニッポン 非本と言われる

この民族は農耕民族だと自他ともに信じて疑いはない



植田が青田になって風邪がわたる

鳥たちが早朝から順序よくかわるがわるやってくる



虫や蛙 ザリガニ なども忙しい

人もまた同じに立ち働く



こうした営みは縄文時代から何も変わらない

文化に文明は不要なのだと思うのは私が斜視なのか?
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子ら覗くいのちの小皺風の処暑  法夢子

2014-05-27 | 
子ら覗くいのちの小皺風の処暑  法夢子




処暑にはまだ少しの間があるが

雨上がりに植田からの風がここと良い



水面には小さな波が起こっている

なんとも涼しげだ

ときおりその規則正しいリズムを壊す波紋があらわれる

風が生きている 水も起きている
小さないのちもここに生きている



下校児が覗き込んでいる

昭和にあったような救われる景である
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雨降ればいつも泣いてる桐の花 法夢子

2014-05-26 | 
雨降ればいつも泣いてる桐の花 法夢子








淡い桃青色の花がいつのまにか満開である

道端の10メートルほどの大樹である



下枝も3メートル以上の上部にあるので

花は見上げなければ見るこよはできない



雨模様には空を仰ぐわけでその花をみることになる

曇天 春の雨 そして高所にあるので霞んでいる



どうしたって泣いているような面持ちにみえてしまう
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青芒付和雷同の生きる知恵 法夢子

2014-05-25 | 
青芒付和雷同の生きる知恵 法夢子





近くの遊水地は青芒が群生している

すこぶる威勢がよろしい

これから夏の熱い日差しを受け

川風にまた山の吹き降ろす風にさらされる

秋口の枯芒になっても腰折れはない

一本の弱々しいすすきだが

群生しての強さは見事である

風に雨に襲われても

一致しての付和雷同ここにもしたたかな生きる知恵がある





貌ぬらすひたひた水や青芒 一茶 「草津道の記」

青芒三尺にして乱れけり 正岡子規 「獺祭句帖抄」

平明の蝶ねむり居り青薄 原石鼎 「花影以後」

青芒日照雨鎬をけづりくる 川端茅舎 「川端茅舍句集」

甘草の花がのぞけり青薄 臼田亜浪 「定本亜浪句集」

青すすき傘にかきわけゆけどゆけど--- 杉田久女 「杉田久女句集」

青芒すなはち風の吹きおこる 長谷川櫂 「蓬莱」



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邪まが真面になりや蚊喰鳥 法夢子

2014-05-24 | 
邪まが真面になりや蚊喰鳥 法夢子







人間探求 に少し拘泥してみたい

誤りがいつのまにか正しいものとして認知されることがある

時代の変化は倫理道徳までもを変化させる

逆さまにぶら下がる蝙蝠が「真面」になることさえあるやも知れぬ





現代俳句とは?

現代詠まれる俳句は現代俳句だろう」といえばそれだけのことだが

やはり「人間探求派」以後のものを言うのではないか



石田波郷 加藤楸邨 中村草田男

彼ら以前の俳句を良しとするのも悪くはないだろう



自分が何を表現したいかが大切だ

訴える何者もないところで作句したならば意味はない



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なぞりたる古き碑青葉風  法夢子

2014-05-23 | 
なぞりたる古き碑青葉風  法夢子






近くに古い公演がある

神社の所有なのだが管理費用がまかないきれないので

行政に貸与して行政が管理運営している

利用する住民にはありがたいことだ



その公園に句碑がある

文字は判読に難解な行書で苔生している

指でなぞってみる

ひとしきり青葉の風が吹いた





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閻魔堂目を剝いており五月闇  法夢子

2014-05-22 | 
閻魔堂目を剝いており五月闇  法夢子





風薫る五月

一年のうちで最も好まれる季節だ

昨日は小満とか

いよいよ緑が濃くなって万緑にむかう

鎌倉の閻魔堂

明るい日差しを背にうけて中へ入ればそこは闇

闇になれた目にはおぞましげな閻魔様が座しておられる

形相は・・・

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みたび見る郵便受や梅雨の入り

2014-05-21 | 
みたびみる郵便受や梅雨の入り  法夢子





入梅 yっとおしい雨の季節だが

田畑には欠かせない大切な雨だ

全国の農村にある雷電神社は雨乞いの神社だ

自然派やさしく時に厳しくあるが理に叶ったふるまいだ

天候は自然の慣い

無条件に諾うのが正論だろう



菜種梅雨 なにか良い知らせのあるような
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湯煙にあたる浴衣のみなゆるめ 法夢子</

2014-05-20 | 
湯煙にあたる浴衣のみなゆるめ 法夢子







温泉場には湯煙の立ち上がる源泉があちらこちらに点在している

あたたかくゆっくりとのぼる感じに風情がある


草津温泉では湯畑と呼ぶ大きな源泉がとてつもない湯量を誇っている

観光客は音と煙にさそわれてみな集まってくる


気持ちもゆるく和やかにまるいのだろう

浴衣はみんなゆるめのまとい方だ
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青虫のゆりかごいつも風のなか 法夢子

2014-05-19 | 
青虫のゆりかごいつも風のなか 法夢子







蝶になる青虫は葉に棲み葉を食べ葉にあそぶ

その姿は青い繭玉にも見える

青虫は孵化するゆりかごはいつも揺れている

たくさんんのいろいろな風に・・・・



風という字のなかに虫がいる
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余生とは風とおりぬく夏座敷 法夢子

2014-05-18 | 
余生とは風とおりぬく夏座敷 法夢子








余生とはなんだろうと思うことがある

責任 義務 から解放される

同時に権利も地位や肩書が消える

存在そのものの役目持ち場がなくなるという事らしい



風も自分のところはみな関わりなく通り過ぎていくようだ

人寄せで賑わったこともある

今は何にも夏座敷ににているか
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童女の小さき手箒松の花 法夢子

2014-05-17 | 
童女(わらわめ)の小さき手箒松の花 法夢子





昨今の幼女は活発でスケートボードや一輪車を上手に扱う

それでも緑が濃くなってきたり

花が咲いたりすると目の輝きが違ってくる

昭和の初期の時代の幼女は

松野落ち葉で遊んあでいた姿がマナ裏にしっかりと残っている



テッセンと呼んだ花を今はクレマチスと洋風によんだりしている
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