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竹とんぼ
家族のエールに励まされて投句や句会での結果に一喜一憂
自得の100句が生涯目標です
抱きつかれ羽交い絞めさる夜半溽暑 丈子
2024-08-24
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夏
2024年夏
熱帯夜は一晩中25℃以上の夜なのだが
30℃の夜はこんな様相だ
脚注の先に脚注夜の秋 丈子
2024-08-23
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夏
2024年 夏
ふと秋を感じさせる晩夏の夜
調べ物をする参考書
脚注の先に脚注また脚注お手上げだ
籐寝椅子手に読み止しの抑留記 丈子
2024-06-29
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夏
2024年 夏
八月はあの79年前の終戦の月
平和呆けの身に抑留記は辛すぎる
読み止しのまま籐椅子に午睡
かたくなに遠祖の個性文字擦草 丈子
2024-06-28
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夏
2024年 夏
己の性格やなにげない動作は
遠祖から受け継いでいると思う事がある
捩花も同感するに違いない
海亀の百の卵に百の涙(るい) 丈子
2024-06-27
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夏
2024年 夏
海亀の産卵
母亀は卵をひとつずつ産むたびに
涙を落とす なんとも神秘的、厳粛でもある
長考の踏み出す一歩かたつぶり 丈子
2024-06-26
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夏
2024年 夏
この長考がが身を助く
自然界には生きる知恵がたくさん
捩花の生涯とおす自己欺瞞 丈子
2024-06-25
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夏
2024年 夏
本心の吐露は生涯あらず
こんな頑固を容にす
青梅落つごみでしかない三輪車 丈子
2024-06-24
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夏
2024年 夏
孫たちの嬌声がなつかしい
車庫の片角に三輪車
もうごみでしかない三輪車
新樹香踏み艶揺るる建長寺 丈子
2024-06-23
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夏
2024年 夏
鎌倉建長寺
庭園からの新樹の香
そこへの床の艶が陽に揺れていた
なぞる手に翁の言霊木下闇 丈子
2024-06-22
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夏
2024年 夏
古刹の杜に芭蕉翁の句碑がある
思わず手でその文字江尾んぞった
サングラスあえてくっきりほうれい線 丈子
2024-06-21
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夏
2024年 夏
気取ったつもりのサングラス
ほうれい線のよく目立つ
をちこちに蛇行の軌跡生身魂 丈子
2024-06-19
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夏
高野山生身供
2024年 夏
八十路ともなれば半分は生身魂
来し方に蛇行の軌跡がはっきりとうかぶ
おとがいが語る半生半夏雨 丈子
2024-06-18
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夏
2024年 夏
中年を過ぎると
頤に半生が刻まれる
これからの半生が重なっていく
二つ星歌声喫茶の青春 丈子
2024-06-17
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夏
2024年 秋
「ともしび」に入り浸りの少年後期
ラストソングの後の帰途
空の星を語り合っていた青春
一足に足の意思あめんぼう 丈子
2024-06-16
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夏
2024年 夏
六足のあめんぼう
一足一足にそれぞれの意思とと役割
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