寒肥を足さねばならぬ吾の俳句 たけし
珍しい季語に遭遇
自宅の窓から毎日眺める冬田がある
冬の農作業をときおりみかける
この季語で1句をつくってみたのだが・・・・・・
(小林たけし)
【寒肥】 かんごえ
◇「寒肥」(かんぴ) ◇「寒ごやし」
寒中、樹木や田畑に肥料を施すこと。土に養分を与え、次の収穫に備えるためのもの。
例句 作者
つきまとう死者の一言寒肥す 鈴木六林男
寒肥を撒きて百姓光りけり 伊丹三樹彦
寒肥舟あまた葛飾の野にのぼる 山口青邨
寒肥を地にすりかつぐ老の意地 杉しげる
風の中寒肥を撒く小走りに 松本たかし
寒肥や花の少き枇杷の木に 高野素十
音一つなくて兄をり寒肥撒く 神蔵 器
寒肥をまくといふよりたたきつけ 今瀬剛一
つきまとう死者の一言寒肥す 鈴木六林男
寒肥を撒きて百姓光りけり 伊丹三樹彦
寒肥舟あまた葛飾の野にのぼる 山口青邨
寒肥を地にすりかつぐ老の意地 杉しげる
風の中寒肥を撒く小走りに 松本たかし
寒肥や花の少き枇杷の木に 高野素十
音一つなくて兄をり寒肥撒く 神蔵 器
寒肥をまくといふよりたたきつけ 今瀬剛一