雨の季節が近づき、
街中ではアジサイが綺麗に咲き誇っていますが、
梅雨の主役の「タチアオイ」も負けじと彩っています。
タチアオイとはアオイ科の一年草または多年草の植物で
ちょうど梅雨入りの頃に茎の下側から花が咲き始めます。
頭頂部まで開花が進むと、梅雨が明ける
と言われていて、梅雨を占う「ツユアオイ」とも称されます。
◇
気象庁予報によれば
今年の6月は
気温高め、降雨量多めだそうです。
この週末、晴れてはいますが、蒸し暑い。
5月31日(木)に九州・四国地方が梅雨入りし、
来週には、近畿・東海・関東も梅雨入りすると思われます。
◇
72候、6月11日頃は「腐草為蛍(ふそうほたるとなる)」
<腐った草の下から蛍が生まれる>
この頃から
いよいよ高温多湿時期も本格的になります。
グリーン面では、
徒長抑制、高温多湿系病害(ピシウム等)の抑制、
藻苔対策が課題の季節となりました。
◆
オススメの資材があります!
それぞれのグリーン面が抱えるこの夏の課題に
合わせて選んでいただければ幸いです!
1)軟弱徒長には「カ行」の資材です!
「カ行」の資材は
梅雨期の軟弱徒長を抑制し、細胞を強くします。
まず、「カル・マグ・マックス(7-0-3)」です。
硝酸態窒素7%と共にカルシウムを吸収、
土壌に落ちたカルシウムは
マグネシウムがポンプのように引き上げる設計です。
カル4%:マグ2%で2:1の黄金比。
吸い残しのない吸収効率です。
そして、「ミスト6号(8-4-24)」です。
K (カリウム)が
ターフの「こし」をしっかりさせる事は
良く知られていますが、
植物がカリウムを吸収するのは大変です。
表層土壌に約2週間滞在し、
長い分子の鎖でゆっくり吸収されるメチレン尿素(6%)が
24%のカリウムを無駄なくターフ内へ引き込みます。
2)高温多湿系病害の侵入抑制
まず、「コンパニオン」です。
「コンパニオン」は
善玉菌バチルスGB03が
根茎周囲に筒状のコロニーをつくり、根茎を病害から守る資材です。
自ら生み出す抗生物質で
ピシウムや炭疽、細菌病等の病害の菌核を疎外します。
殺菌剤との相乗効果の高い資材なので
混合散布がたいへん効果的です。
菌態バランス(B/Fバランス)を整える資材の決定版です!
←バチルスGB03が病害を疎外します!
そして、「ミスト12号(3-18-18)」です。
「ミスト12号(3-18-18)」は
晴天時は、
6%の亜リン酸を葉身から吸収し、
雨や曇りの時期でも
分子の鎖の長い 緩効性リン酸 12%が
約2週間に渡り、表層土壌に留まり、
無駄なく リン酸を吸収し、
「夏越し」のための健全な根を持続します。
さらに、
「ミスト12号(3-18-18)」のユニークな特徴は
柳(ラテン語で、サリチル)抽出エキスを含有しているところです!
柳の樹皮の抽出物に、
消炎効果(雑菌の繁殖を抑制する効果)がある事は
医薬学的には古くから知られているそうです。
3)藻苔抑制には
「スーパー・コンバット(5-0-0)」が人気です!
6%の硫酸鉄が藻苔を焼いてくれます。
クエン酸キレートのPH2.5なので、
表層土壌を
藻苔・雑菌の嫌がる弱酸性にし、繁殖を抑制できます。
病害抵抗に有効な微量要素の
銅、亜鉛、マンガン をバランス良く含有する鉄系資材です。
◆
宜しくお願いします!
(^。^)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます