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24節気72候で「夏越し」のステージ移行を考える

2016-07-09 12:02:19 | 芝草「夏」にオススメの資材

去る7月7日(木)は

24節気の小暑

72候「温風至(おんぷういたる)」

とあるように

日本全国各地で35度℃前後の猛暑日となりました。

たとえ、本年は猛暑?!であっても

ステージ移行はあるはずです!

旧暦24節気72候を参考にしながら

無事に「夏越し」するための

各ステージの課題と

夏のピークを考えたいと思います。

ステージ1)7月7日ごろ 24節気「小暑」

72候(7/7ごろ)「温風至(おんぷういたる)」

梅雨明けが近づき、暑さが本格的になる頃です。

課題は

気温上昇による 乾燥・やけ、ドライです。

梅雨明けまでに、

充分な根数を準備し、

表層透水性を

ムクや資材で確保すれば

まずは夏越し準備完了です。

ターフが暑さに慣れるまでは

扇風機や散水等でフォローしてあげたい時期です。

ステージ 2)7月23日ごろ 24節気「大暑」

72候(7/29ごろ)「土潤辱暑(つちうるおいてじょくしょす)」

快晴が続き

気温が上がり続ける頃です。

かなり湿度も上昇します。

72候(8/3ごろ)「大雨時行(たいうときどきおこなう)」

日中高温でありながら、

にわか雨、夕立もあり、

表層が過湿・酸欠状態になりやすい時期です。

課題は

「高温多湿系病害」「衰退」「藻苔」です。

病害的にはピシウムの他

炭疽、赤やけにも注意したい時期です。

殺菌剤のタイミングが重要な時期です。

にわか雨・夕立による殺菌剤の流亡も注意です。

病害や高温への抵抗力を

資材でフォローしたい時期です。

とにかく

表層温度と湿度を下げる事は

効果的なので、

扇風機が活躍する時期です。

 ステージ 3)8月7日ごろ 24節気「立秋」

72候(8/13ごろ)「寒蝉鳴(ひぐらしなく)」

お盆も過ぎた頃、ヒグラシが鳴く頃から

暑さも徐々に鎮まりますが、

「盆明けのおちこみ」といわれるように

ターフの貯蔵糖分も消耗し、

疲れきっている頃です。

課題は

「落ち込み」「芽数減少」「根上がり」です。

ターフの活性が

低下してきている頃なので

病害に侵入にも注意したい時期です。

まだまだ表層温度は暑い時期なので

過散水にならない限り

スプリンクラー等で

夜間の表層温度を下げて

ターフを養生させてあげたい時期です。

ステージ 4)8月23日ごろ 24節気「処暑」

72候(8/28ごろ)「天地始粛(てんちはじめてしゅくす)」

よくやく暑さが峠をこえて後退し始める頃です。

課題は

夏越ししたターフの養生と

秋の新根発根です。

このように見れば、

ステージ1)梅雨明け頃までに

充分な水分と栄養を蓄えるだけの根量

散水してもウエット(お湯)にならない表層透水性

を確保する事が重要であり、

また

勝負どころであるステージ2)の

殺菌剤の選択と投与のタイミング と

扇風機や伐採(風とおし)等による表層湿度対策

が大切に思います。

みなさんの

無事な「夏越し」を

心から願っています!

(^^)

 

 

 


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