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この「異常な暑さ」はいつまで続くのか?

2018-08-02 10:46:00 | 芝草「夏」にオススメの資材

(7/31tenki.jpから)

この7月は

多くの全国各地の気象台が

観測史上最高の暑さを発表しました。

7月23日は

埼玉県熊谷市では 全国記録の41.1℃。

岐阜県の多治見市でも 40℃超え他、多くの地域で体温を超える猛暑となりました。

7月に熱中症で救急搬送された人は昨年の3倍といいます。

7月28日の台風12号が

ゴルフコースにとっては、

恵みの雨をもたらしたものの、

この暑さ

気温で40℃であれば、地温はさらに高く、

グリーン面のベント芝にとっては、

35℃で呼吸が停止すると言われているので、もはや地獄。

フェアウエイのコーライ芝は

水をもらえない箇所は、色が変わっています。

 

グリーンキーパーさん達の

早朝や夜間の懸命な散水がなければ、

もはや、ゴルフコースには芝のない夏、といっても過言ではありません。

このままでは

キーパーさん含め、コースマンが倒れてしまいます。

ゴルフコースにも

屋外型エアコンが必要な時代が来たのかもしれません。

この暑さはいつまで続くのでしょうか?

72候で予想してみたいと思います。 

7月29日「土潤辱暑(つちうるおうてじょくしょす)」

暑さも湿度もピークの頃。

高温多湿で菌態活性バランス(B/Fバランス)が崩れやすい時期です。

ピシウムや炭疽などの病害の侵入・拡大に注意です。

 

8月3日「大雨時行(たいうときどき行う)」

今年の夏は、2010年に似ていると言われます。

ゲリラ豪雨のような にわか雨

その後の 表層の加湿状態、ウエットウイルトに注意です。

気象関係の諺に

「綿串のような雲が出ると天気は荒れ模様」とあります。

積乱雲の発生が多い地域(2010年の北関東が良い例です。)は

表層の透水対策・除湿対策を資材や扇風機などで考えたい時期です。

しかしながら、その後は

8月7日「涼風至(りょうふういたる)」(夕方、涼しい風が立ちはじめる頃)

8月13日「寒蝉鳴(ひぐらしなく)」(ヒグラシが鳴き始める頃)

とあり、

寒いセミと書いて「蜩(ヒグラシ)」とはよく言ったもので

この頃から徐々に

夕方からの温度が落ち始める頃と思われます。

夏のダメージの回復、

秋の新根成長のための肥培を始めたい頃とも言えます。

この先、2週間くらいにオススメの資材です!

1)高温に耐える

「ハイドロ・マックス」+「エッセンシャル・プラス」です。

「ハイドロ・マックス」は表層を冷やし、潤いを持続します!

 「ハイドロ・マックス」は100%天然の浸透資材で、

 主成分は

 ユッカシジゲラ抽出物90%→ステロイドサポニンの浸透剤効果

 フミン酸(天然レオナルダイト由来)2%→気相持続効果

←「フミン酸」で気相を持続!

 ・

 「エッセンシャル・プラス」は、高温に耐える成分をバランス良く配合しています。

 
主成分は
フミン酸 7.0%
ケルプ抽出物(オーキシン、サイトカイニン様物質を含む)
ジベレリン酸
リグニン、セルロース繊維
単糖、二糖類
ビタミンB2 ビタミンB6
です。

 2)高温多湿で病害が侵入しやすい状況では 

「殺菌剤」+「コンパニオン」です。

 「コンパニオン」は 

 善玉菌バチルスGB03が

 根茎周囲に筒状のコロニーをつくり、根茎を病害から守る資材です。

 自ら生み出す抗生物質で

 ピシウムや炭疽、細菌病等の病害の菌核を疎外します。

 殺菌剤との相乗効果の高い資材なので

 混合散布がたいへん効果的です。

 菌態バランス(B/Fバランス)を整える資材の決定版です!

←バチルスGB03が病害を疎外します!

 3)高温下でも白根(秋の新根)は出てきています。

根上り抑制と新根発根には

「ミスト12号(3-18-18)」です。

 「ミスト12号(3-18-18)」は

 晴天時は、

  6%の亜リン酸を葉身から吸収し、

  雨や曇りの時期でも

 分子の鎖の長い 緩効性リン酸 12%が

 約2週間に渡り、表層土壌に留まり、

 無駄なく リン酸を吸収し、「夏越し」のための健全な根を持続します

さらに、

 「ミスト12号(3-18-18)」のユニークな特徴は

 柳(ラテン語で、サリチル)抽出エキスを含有しているところです!

 柳の樹皮の抽出物に、

 消炎効果(雑菌の繁殖を抑制する効果)がある事

 医薬学的には古くから知られているそうです。

4)高温でダメージを受けた部分の回復には

「ブランZ(ゼット)(10-6-5)」です。

 主成分とその効能です。

 ・完全微生物分解の超緩効性メチレン尿素を70%

 →「ヤケ」「徒長」などのリスクが少ないN(窒素源)でダメージを回復

 ・リン酸6.8%のうち、よこ根のコンパクションをつくる亜リン酸を4.5%

 →根あがりを抑制し、秋の新根発根を促進

 ・カリウムを5%

 →暑さも湿度も厳しい中、ターフのこしをしっかりさせます。

 ・芽数を回復させるエッセンシャルプラスを20%

 →暑さに強いアミノ酸+ビタミン。

 夏越しで消耗した貯蔵糖分を補給する糖類。根あがりに強いケルプ(オーキシン様物質)。

 などをバランス良く配合

 ・鉄、銅、亜鉛、マンガンなどの微量要素

 →藻苔や雑菌の繁殖を抑制できる微量要素です。

5)散水を繰り返す中でも黒藻の除去・抑制には

「スーパー・コンバット(5-0-0)」です。

6%の硫酸鉄が藻苔を焼いてくれます。

 クエン酸キレートのPH2.5なので、

 表層土壌を 藻苔・雑菌の嫌がる弱酸性にし、繁殖を抑制できます。

 病害抵抗に有効な微量要素の

 銅、亜鉛、マンガン をバランス良く含有する鉄系資材です。

状況に応じて試してみて下さい。宜しくお願いします!

(^。^)

 


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