広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

ねぶた漬おにぎり

2016-12-09 00:11:50 | 津軽のいろいろ
秋田市内のスーパーの惣菜・弁当売り場でこんなものが売られていた。
あおもりの味 ねぶた漬(R) 8%税込み138円
海苔を直巻きして袋に入った、おにぎり。
「ねぶた漬」は、青森県外の人にはなじみが薄いかもしれないが、青森では著名。包装にも「永年のベストセラーです。」とある。
要するに「松前漬」を、青森市の「ヤマモト食品」が「ねぶた漬」の商品名で製造販売しているもの。

ちなみに、弘前市の「鎌田屋商店」は松前漬を「つがる漬」として製造販売。
以前、弘前の津軽藩ねぷた村の土産屋で、観光客が店員に「ねぶた漬はあるか?」と尋ねる場面に遭遇した。店員は「ねぶた漬は青森市のものなので、こちら(弘前)では、つがる漬です。」と説明して案内していた。
それぞれのこだわりや特長はあるのかもしれないが、大して違わないはず。


僕は、弘前にいた頃、何漬けかは知らないけれど、松前漬を何度か食べたことがあったので、それがおにぎりになって秋田で遭遇できたのはうれしかった。

製造者は青森市の「丸高 高橋蒲鉾店」。甘口の赤飯おにぎりを作っているところだ。
裏面に「青森県産米使用」との記載はあるが、品種は不明。
ちゃんと数の子も入ってる
思ったよりねぶた漬の量が少なく、独特の粘りと味は控えめ。

コンビニおにぎりでも、ツナマヨを「シーチキン(R)」と表示しているところがあるように、これも製造者と原料提供者がコラボした商品ということになりそうだが、ネットで調べたところ販売店舗も限定されていた。今年7月20日から、青森、岩手、秋田各県のイオングループのスーパーで販売しているとのこと。販売期間は不明(購入したのは11月でした)。
秋田市では、イオンリテールとマックスバリュ東北の各店で扱っているが、他店では見かけないのはそういうわけか。
粘りと汁気があるねぶた漬をおにぎりにするのは難しかったようだ。
値段が値段だし、塩分が気になるけど、もうちょっと量がほしいところかな。あと、ご飯を「青天の霹靂」にしたら、より付加価値が出そう。

【2017年1月8日追記】イオンリテールの東北の店舗やマックスバリュ東北が販売する、2017年2月の節分用「恵方巻き」にも、ねぶた漬を使ったものがラインナップされた。

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2 コメント

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似て非なるもの? (虎好会)
2016-12-09 23:55:48
えっ⁉︎ねぶた漬って松前漬だったの?「ねぶた漬」と「松前漬」は別物だと思っています。なぜなら「ねぶた松前漬」なる商品があるので「ねぶた漬」と「松前漬」は別物ではないかと。それから「ねぶた漬」と「つがる漬」これは当然別物だと思っています。だって味が違いますし(笑)。どちらかと言えばつがる漬の方が松前漬に近いのではないかと。

弘前市民ではありますが断然ねぶた漬の方が好きです。つがる漬を食べて育ってきたわけですが、ある日突然ねぶた漬を食べてみたらねぶた漬の方が口に合うことが判明。それから我が家ではつがる漬のポジションがねぶた漬に変わったのです。
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ねぶた松前漬 (taic02)
2016-12-12 00:47:16
ねぶた松前漬とは知らなかったです。数の子が多く、春雨が入っているのが違いなのでしょうか??
とすれば、自分が弘前で食べていたのは何だったんだろう…

味はそれぞれ違って当然として、ネーミングに限った話では、青森で「松前漬」を称する製品が出ているのは意外でした。北海道の地名を商品名に使うことはないかと思っていたので。
南部せんべいと津軽せんべいとか、鹿児島ではサツマイモを「からいも」と呼ぶとかあるように、地域の人の心情みたいなものも絡んでくるのかもしれません。
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