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中央交通社長交代

2016-06-28 00:20:49 | 秋田のいろいろ
6月25日付秋田魁新報経済面の短信記事に、24日に行われた中央交通の株主総会と取締役のことが出ていた。
秋田中央交通/新社長に渡邉綱平氏/渡邉靖彦氏は会長にとの見出し(記事本文もほぼそれだけ)。
靖彦氏は「43年にわたり社長を務めた」。

魁でもとても小さな扱いで、他では報道されていないようだが、けっこう重大なニュースではないでしょうか。
秋田県を代表する、かつ公共性の高い企業の社長が久々に代わるのだから。

中央交通公式ホームページは、おそらく27日に更新され、代表取締役社長の名が変わり、その上に「代表取締役会長」が追加された。


前社長については、この記事などで触れている。今は76歳くらい。
子会社である秋田中央トランスポートは、前から靖彦氏が会長で、社長は渡邉綱一郎氏という人だった。綱一郎氏は靖彦氏の子息とのことで、今回の新聞によれば中央交通本体の「取締役副会長(非常勤)」も務めている。
じゃあ、綱平氏はどういうご関係? お名前からして血縁関係はありそう。綱一郎氏の子=靖彦氏の孫とか??【7月1日追記】綱一郎氏と綱平氏は兄弟(靖彦氏の長男と次男)だとのコメントをいただいた。

【2023年5月27日追記・同日付秋田魁新報企画特集より綱平氏のプロフィール・1978年五城目町生まれ。日大法学部卒。2002年小田急バス入社、2005年秋田中央交通入社。臨海営業所長、常務取締役などを経て2016年から現職。】


70を過ぎても社長を続け、一時は秋田商工会議所の会頭もこなしていた靖彦氏のことだから、この調子では、永遠に社長を続ける予感がしていたが、世襲とはいえ勇退されたのには、少し驚いた。(ちなみに同じくご勇退された歌丸師匠は79歳)
まあ、会長になっても口を出し続けるかもしれないけど。

新社長と新社長体制となった中央交通には、ぜひとも、乗客や現場社員の立場に配慮した会社運営を行っていただきたい。


それから、中央交通の3人いる「非常勤取締役」の1人は、辻良之氏。
秋田の商業界を代表する辻グループ(辻兵)のトップで、秋田いすゞ自動車の社長でもある。
辻家のトップは、「辻兵吉(ひょうきち)」を代々名乗ることになっていて、先代の5代目は2008年に亡くなっている。
その子息の良之氏が、いずれ6代目を名乗るのだと思っていたけれど、まだなんでしょうか。【28日追記】良之氏はそろそろ還暦のお歳のはず。

【8月21日追記】8月21日付秋田魁新報社会面に「渡邉靖彦氏死去/秋田商工会議所前会頭」が掲載された。(見出しでは中央交通会長には触れず)
8月20日に「うっ血性心不全のため秋田市内の病院で死去した。77歳」。「葬儀日程は未定」だが「喪主は秋田中央交通社長で次男の綱平氏」。
「2011年まで県バス協会会長を20年務めた。」
何かバタバタと社長交代したのには、靖彦氏の健康面が理由だったのだろう。葬儀が未定だけに、死亡広告はまだ載っていない。
それにしても、中央交通本体の社長も、喪主も、長男でなく次男がやるというのも、何かあるのかと勘ぐりたくなってしまう…

なお、19日には秋田市の「高雄タクシー」の工藤憲三会長が81歳で亡くなり、21日付魁に遺族や関連企業からの死亡広告が大量に掲載されている。新興貸切バス会社「工藤興業」の取締役も務めていたそうで、高雄タクシーと工藤興業に関連があったのは初めて知った。

【8月23日追記】23日の魁社会面に小さく「故渡邉靖彦氏の合同葬/秋田市で来月4日」と掲載。渡邉家、秋田中央交通、秋田中央トランスポートの合同葬として、9月4日・日曜日13時から山王の秋田典礼会館セレモ(旧・平安閣)にて。死亡広告は、今日のところ未掲載。
【8月25日追記】死亡広告は24日付紙面に掲載。渡邉家単独の葬儀は、26日に五城目町の寺で行うとのこと。
続きはこの記事にて



魁のその下には、羽後交通の株主総会と人事異動が出ていた。
人事のところでは、秋田営業所長が交代。
前の人は「秋田営業所長兼本荘自動車営業所長代理」という40キロの距離のある兼務だったのが、「本荘自動車営業所長」に。
新秋田所長は、前の「本荘自動車営業所長」が来た。兼務なし。
つまり、秋田と本荘が入れ替わったことになる。

秋田は「営業所」で、本荘は「自動車営業所」なんだ。秋田と仙台だけは「営業所」で、他の秋田県南各地は「自動車」が付くようだ。(車庫機能があるのが自動車営業所なのかも?)


あと、たしかJR東日本秋田駅の駅長も最近交代したかな。

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4 コメント

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親子 (taic02)
2016-07-01 00:18:29
調べても分からなくて疑問でしたが、親と子2人という関係だったのですか。
ありがとうございます。
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Unknown (Unknown)
2016-06-30 22:07:13
中央交通の新社長は、会長の次男、副会長が長男です。
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羽後交通の営業所 (taic02)
2016-06-29 20:45:34
元々はその区別をつける目的だったのかもしれませんね。東京都交通局など他社でも例があります。

今は、ホームページの一部やバス停の表示では「本荘営業所」になっているように、「自動車」はあまり意味をなさなくなっているのでしょう。
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Unknown (Unknown)
2016-06-29 14:12:57
わざわざ「自動車」とつくのは、鉄道も営業していた時代の名残りですかね。
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