広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

梅雨の首都圏

2010-06-27 19:59:08 | 旅行記
ちょっと出掛けてきました。大した旅行記になりそうにないので、話題ごとに随時アップしていきます。

とりあえず首都圏へ。この時期の関東地方を訪れるのは初めてだと思う。梅雨真っ盛りといった天気だった。
●別所沼公園
さいたま市から東京都北区にかけて、東北本線(京浜東北線)の西側を走るJR埼京線。その「中浦和」駅で降りてすぐ。
東北本線の浦和駅からもそう遠くはなく、多くの車が行き交い、マンションなどが立ち並ぶ街中に、
突如としてこんな光景が広がる
メタセコイアなどの針葉樹に囲まれた、大きな沼。
これは「別所沼」という100万年前にできた沼。周辺は「別所沼公園」として整備されている。

なお、一部のサイト等では「県立別所沼公園」と記載されているが、それは古い情報。現在はさいたま市(の外郭団体)が管理している。
元々は個人所有だったものを浦和市(当時)が管理していたが、後に埼玉県に移管。2003年のさいたま市の政令指定都市化を記念して、再度、浦和市の後身であるさいたま市に移管されたそうだ。

見る角度によっては、どこかの山の中の湖を見ているかのようだが、後ろは車が走り、林の裏は住宅街。
対岸から

もうムクゲが咲いていた
秋田では梅雨明け以降に咲いていたと思ったが、早い。
アジサイも咲いていた
ほとりの木々の中を一周する1キロの「トリムコース」があり、走ったり歩いたりする人が昼夜を問わずいたのは、さすが都会。
他には児童公園なみたいなのがある程度だが、学校行事で訪れるなど、市民に親しまれる場所のようだ。
それにしても、関東平野のど真ん中にこんな沼があり、それが今も残っているとは知らなかった。

中浦和駅周辺の住所は、「さいたま市南区鹿手袋○丁目」という。
浦和鹿手袋郵便局
そのまま「しかてぶくろ」と読む。
由来はよく分からないようだが、おもしろい地名。
秋田では、「袋」が付く地名は、水路に関わる(水がたまる場所である等)ことが多いけれど。

●飛鳥山公園
今度は東京都北区、京浜東北線の王子駅のすぐ西側にある、「飛鳥山(あすかやま)公園」。博物館があったり、桜の名所だそうだ。ふもとを都電荒川線も走っている。
王子駅のホームから見える、ふもとの線路沿いにアジサイが咲いているのを見つけ、降りて行ってみた。
王子駅ホームから
柵の向こうの電車が走っているのが東北本線、さらに山側がいわゆる「湘南新宿ライン」(正確には田端駅へ至る東北本線の貨物線)。
さらにこの後方上空には、新幹線も走っている。(したがって新幹線の車窓から見えるかもしれない)
たくさんのJRの路線が集中する地点だが、駅があるのは京浜東北線だけ。
南口から外に出て右へ行くと、東北本線を渡る歩道橋があり、飛鳥山の山腹と直結している。
階段でふもとへ
狭い通路を覆うように、アジサイが“たわわに”咲いていて、人がすれ違うのも大変。もちろん車は通らないが、たまに自転車が通る。
数百メートルに渡りずらりとアジサイが植えられていた
青系の西洋アジサイが多いが、微妙に花の色あいが異なったり、ガクアジサイ・ヤマアジサイのようなものもあったりし、どれもたくさん花を付けていた。
首都圏のアジサイの名所といえば、神奈川県の鎌倉が思い浮かぶが、とても人が多いと聞く。飛鳥山も常に人がいたとはいえ、のんびりと鑑賞でき、気軽にアジサイを楽しめる場所だと思った。
上の京浜東北線の電車の帯は“アジサイ色”?
秋田にはあまりアジサイの名所がない(と思う)ので、いいものを見られた。

●梅雨なのに!
ワープして、東京都立川市。降っていた雨が上がり、空が明るくなってきた。
「多摩都市モノレール」に乗った。空中を進み、高いビルが多くないエリアでもあるので、眺めがいい。
山並みにちぎれ雲がかかってきれいだなと思っていると…
「柴崎体育館」駅ホームから
なんと、
富士山!
乗り合わせた他の乗客も喜んでいたが、この時期、ましてさっきまで雨が降っていた日に、こんなにくっきり富士山が見えるとは。感動。
思ったより残雪が多かった。

この数時間後、東海道新幹線で静岡県を通過したのだが、富士山は厚い雲の中だった。

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