広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

新世代白鷺?(とババヘラ)

2018-04-04 00:31:40 | 動物・植物
秋田駅近く、広小路に面した千秋公園「大手門の堀」。最近の秋田市では「大手門堀」と「の」を抜いて表記することが多いようだ。
まだ木々も芽吹かず、寒い日も多い4月初めの光景
夏に咲き乱れるハスは、まだ葉っぱも出ていない。上の写真で道路寄り水面にぽつぽつと突き出ているのは、ハスより先に葉が出て開花するスイレン。お間違いなく。

さて、上の写真でお堀の中に白くて首が長い鳥がいる。サギだ。
「白鷺(しらさぎ)」と言うけれど、それは白いサギ複数種を指す総称。

以前から何度か取り上げているように、秋田市の勝平山にはサギの集団営巣地がある。そこにいるサギたちは、千秋公園や旭川など市街地の水辺に魚を捕りに来ることがある。
勝平山には、アオサギ、ダイサギ、ゴイサギの3種が住んでおり、いちばんよく見かけ、かつ警戒心が薄いのがアオサギ。人が近づいても、意識はするが平然としている。個体差もあるようだけど。(この記事など)

3種のうち白いのはダイサギ(大鷺=ただしアオサギよりは1回りほど小さい)。さらに細かく分けた亜種では、秋田で繁殖するのは「チュウダイサギ」のようだ。
ダイサギは田んぼで見ることはあるが、市街地にはほとんど来ない(アオサギが“来すぎて”いる?)ようで、アオサギより警戒心が強そう。
以前から大手門堀には、アオサギやダイサギはたまに来ていたが、いずれも広小路から離れた、人の手がとどかない場所に降りていた。そのほうが魚捕りに集中できるのは分かる。

ところが、大手門堀のこのダイサギは、かなり度胸が据わっている。
写真の通り、広小路歩道のすぐそばにいる。車や通り過ぎる歩行者は別として、立ち止まってカメラを構える人間に対しても、意識はして少し歩くものの、大きく離れたり飛び立ったりはしない。
アオサギでさえ、この距離なら飛んでしまうと思う。
水中を歩いているけど、またすぐ立ち止まる
冬の結氷していた時にも、開いた穴近くの氷上にたたずむダイサギがいたし、融けた後もわりとよく来ている。同じ個体なのだろう。ツキノワグマでは、人を恐れない「新世代」が現れているそうだけど…
あえて広小路近くにいるのは、スイレンの葉の下に隠れている魚を狙っているのかもしれない。
サギは夜目が効くそうで、アオサギはネオンまたたく(ほどでもないか)川反近くの夜の旭川で魚を狙っていることがある。ダイサギはどうだろうか。

ダイサギは今はくちばしや脚が黄色いが、間もなく繁殖期になると、婚姻色といって黒くなる(上記田んぼの記事参照)。目の周りの色も青くなる(チュウダイサギの場合)し、羽も換わるそうだ。

中土橋通りには、早くもババヘラアイスが出ていた。
ババヘラとダイサギ。どちらも獲物を待つ?!
ババヘラは、春分の日には既に出ていた(土日祝日のみ?)。魁の高校剣道の全国大会に来た選手たちや、暖かい日にはそれ以外にも買い求める人がいたが、まだ寒い日が多く、手持ちぶさたなことが多そう。

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2 コメント

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白鳥詐欺 (FMEN)
2018-04-04 22:20:36
サギって名前の通り白鳥と騙されてしまいました。
こないだ某所でまだ白鳥いるのかと思いきや、サギで。

ところで年度がはじまりました。
テレビネタやスポーツネタや交通ネタなど山みたいにありますね。
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鶴とも (taic02)
2018-04-06 00:44:32
姿は鶴ともまぎらわしい。飛び方や鳴き声はまったく違いますが。

いろいろあって、ネタはあるけれど作成が追いつかないもの、知ってるけど知識がなくてネタにできそうもないものなど等々あります。
期待しないでお待ちください。
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