東北電力秋田支社やNTTドコモ秋田支店(?)の電波塔は、建物のすき間や、意外な場所の道路の突き当たりになどにそびえて見えることがあり、街なかの風景に彩りを添えていることを、昨年記事にした。【2024年8月5日】【2024年8月9日】
同じような存在が、一部の学校の校舎。秋田公立美術大学のシンボルタワーとそれに影響されたかのような県立秋田工業高等学校の板状装飾物(?)【2016年1月15日】、秋田市立小学校や県立秋田南高等学校の塔っぽいもの【2012年5月3日】など。
取り上げていなかったが、秋田市南通の私立聖霊高等学校(2024年まで聖霊女子短期大学付属高等学校=「附」でなく「付」が正式【2024年4月1日】)の校舎にもある。
それは学校正面である西側にある。その真西に当たる、有楽町の通りと交わる小路の突き当たりにそびえている。有楽町~聖霊は400メートル。
200メートルほどの地点から
校舎外壁と同じ色合い。塔ではなく、実用的な煙突であろう。今どき焼却炉はない(30年くらい前は焼却炉がある学校もあった。秋田では県立高校にはあった)から、暖房用ボイラーか。
正確に記すと、道路(小路)自体は一直線ではなく、煙突に突き当たるわけではない位置関係なのだが、あたかも道路が煙突に向かって伸びているように見える箇所があるということになる。2000年代初めにできたと思われるが、それを狙って設計したのだろうか。
この煙突が、以前と少し変わったことに今年4月に気付いた。
前はもっとシャレた雰囲気があったのだが、今は実用一辺倒になった。
2015年8月Googleマップストリートビューより
煙突本体の上に、こげ茶色の、四角錐のような形のとんがり帽子みたいなのが、少し浮いた感じで付いていた。ストリートビューで確認できる直近の2024年6月の画像にも写っている。
現地へ。
正門ではない門
ただの四角い(直方体)煙突になってしまった。
以前は、
2015年8月ストリートビューより
帽子は単純な四角錐ではなく、しかも煙突本体と面が45度ズレて載っかっていて、凝った作り。材質は金属板のように見えていたが、厚みがかなりある。
校舎など敷地内の各施設はデザイン的に統一感があり、小さな煙突らしきものにも、共通性のあるものが載っている。
帽子には、見栄え、デザイン的な意味があったのは確実だが、実用面があったのかどうか。実用的な意味としては、煙突のカバー、つまり雨よけ・雪よけ? そんなものが必要なのか? そして、それがなぜなくなったか。
てっぺんに細い棒が2本立っている
2023年7月の大雨による水害で、聖霊高校の校舎が浸水した。校舎内1階のほか、地下にあった電気、水道、ボイラー設備が被害を受けた。煙突自体はともかく、つながっていたであろうボイラーは、2024年9月までに新しくされたようだ。なお、この門周辺で復旧工事が行われ、2015年に煙突の下にあった木が、今はなくなっている。
新しいボイラーでは、帽子があると支障があるので撤去したのか。あるいは老朽化など帽子自体の問題で別に撤去したのか。それ以外の理由で、高所にある帽子をわざわざ撤去する必要はないだろう。
不格好になってしまった煙突は、このままなのだろうか。
ところで、ストリートビューを見たら、この反対側にある聖霊女子短期大学付属幼稚園・保育園の園舎(2002年完成)にも、そっくりな煙突があるのを初めて知った。そちらの帽子がどうなっているか、後で確認します。
同じような存在が、一部の学校の校舎。秋田公立美術大学のシンボルタワーとそれに影響されたかのような県立秋田工業高等学校の板状装飾物(?)【2016年1月15日】、秋田市立小学校や県立秋田南高等学校の塔っぽいもの【2012年5月3日】など。
取り上げていなかったが、秋田市南通の私立聖霊高等学校(2024年まで聖霊女子短期大学付属高等学校=「附」でなく「付」が正式【2024年4月1日】)の校舎にもある。
それは学校正面である西側にある。その真西に当たる、有楽町の通りと交わる小路の突き当たりにそびえている。有楽町~聖霊は400メートル。

校舎外壁と同じ色合い。塔ではなく、実用的な煙突であろう。今どき焼却炉はない(30年くらい前は焼却炉がある学校もあった。秋田では県立高校にはあった)から、暖房用ボイラーか。
正確に記すと、道路(小路)自体は一直線ではなく、煙突に突き当たるわけではない位置関係なのだが、あたかも道路が煙突に向かって伸びているように見える箇所があるということになる。2000年代初めにできたと思われるが、それを狙って設計したのだろうか。
この煙突が、以前と少し変わったことに今年4月に気付いた。
前はもっとシャレた雰囲気があったのだが、今は実用一辺倒になった。

煙突本体の上に、こげ茶色の、四角錐のような形のとんがり帽子みたいなのが、少し浮いた感じで付いていた。ストリートビューで確認できる直近の2024年6月の画像にも写っている。
現地へ。

ただの四角い(直方体)煙突になってしまった。
以前は、

帽子は単純な四角錐ではなく、しかも煙突本体と面が45度ズレて載っかっていて、凝った作り。材質は金属板のように見えていたが、厚みがかなりある。
校舎など敷地内の各施設はデザイン的に統一感があり、小さな煙突らしきものにも、共通性のあるものが載っている。
帽子には、見栄え、デザイン的な意味があったのは確実だが、実用面があったのかどうか。実用的な意味としては、煙突のカバー、つまり雨よけ・雪よけ? そんなものが必要なのか? そして、それがなぜなくなったか。

2023年7月の大雨による水害で、聖霊高校の校舎が浸水した。校舎内1階のほか、地下にあった電気、水道、ボイラー設備が被害を受けた。煙突自体はともかく、つながっていたであろうボイラーは、2024年9月までに新しくされたようだ。なお、この門周辺で復旧工事が行われ、2015年に煙突の下にあった木が、今はなくなっている。
新しいボイラーでは、帽子があると支障があるので撤去したのか。あるいは老朽化など帽子自体の問題で別に撤去したのか。それ以外の理由で、高所にある帽子をわざわざ撤去する必要はないだろう。
不格好になってしまった煙突は、このままなのだろうか。
ところで、ストリートビューを見たら、この反対側にある聖霊女子短期大学付属幼稚園・保育園の園舎(2002年完成)にも、そっくりな煙突があるのを初めて知った。そちらの帽子がどうなっているか、後で確認します。
聖霊の辺りはかつて県立盲学校があったような...
60年近く前に盲学校に交流演奏に行きましたが、遠い記憶ですみません。
「あきたおさんぽマップ(https://m.stroly.com/city.akita/i#1626745399」で昭和26年の地図を見ると、「聖霊学院」と「放送局(NHK秋田放送局)」の間に「盲唖」と記されていました。
今の中通総合病院の敷地の一部ですね。今、一方通行の道の、聖霊高校体育館の向かい辺りではないでしょうか。
「県立視覚支援学校の沿革史」の誤りでした。
失礼しました。
ちなみに2016年度から、現校名になっています。
県立盲学校は中央高校の隣で、聾唖学校は自衛隊の向かい側、に移転しましたが現在は支援学校キラリにまとまりましたね。