広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

E653系が来た

2013-06-16 23:38:10 | 秋田のいろいろ
昨年秋の報道によれば、今年から順次、秋田・酒田-新潟間の特急「いなほ」の車両が替わる(485系→元「フレッシュひたち」のE653系)ことになっていた。
その後、新たな発表も報道もなかったが、この週末にE653系が秋田に来ているという情報をネット上で見たので、楢山の秋田車両センター(旧・南秋田運転所)へ行ってみた。
いました!(肝心のE653系が柱で隠れていますが)
秋田駅寄りの道路から見える所に、パンタグラフを下げて停まっていた。
同じ線路の後方には、元リゾートしらかみ・青池(初代)編成だった「クルージングトレイン」。新幹線側にはE6系がいる。

秋田に来ているE653系は7両編成で車体下半分が緑色(「霞ヶ浦と帆曳舟」をモチーフにした「グリーンレイク」)。連結器カバーの【17日訂正】連結器下の電気連結器に編成番号「K304」と表示。

ネット上の情報によれば、E653系の中には新潟に“疎開“されているものがあり、その1つがK304編成だった。秋田まで自走して来たのは金曜日で、到着後はずっと車両センターに留置されている模様。
E653系は、昨年秋に酒田まで来たことはあったらしい。また、ずっと前(10年くらい?)には、団体列車として秋田に来たことがあった。

さらに、現在、郡山総合車両センター(旧・郡山工場)においてE653系の1本に塗装変更が施され、敷地外からその新塗装が見られるという。全体に黄色というかクリーム色系統で、それに濃い色で不規則な曲線のラインが入ったような塗装で、「いなほ」転用に向けたものと考えられる。(車内の改造も行った可能性がありそう)


といったことを踏まえれば、新潟から秋田までやって来たのも「いなほ」に使うのを前提にした動きだろう。
具体的には、各駅のホームなどに不具合が生じないかの確認、運転士の訓練、ひょっとしたら秋田総合車両センター(旧・土崎工場)でも塗装変更などの工事を行うのかもしれない(土日は土崎工場はお休みのようなので、週明けまで待機しているのかも)。
公式な発表はないけれど、変化は近いようだ。
去りゆくE3系と新しきE653系

【6月27日追記】6月26日にJR東日本新潟支社から「特急「いなほ」の車両を一新します!」がリリースされた。
「2013年秋頃から一部列車に投入開始(順次拡大)」で7両×8編成を投入。車両はE653系「1000番代」と呼ぶらしい。1号車をグリーン車に改造。
現在の485系6両のいなほがグリーン車16席、普通車366席に対し、E653系7両では18席、410席となる。

編成が短縮されず7両1組のままなのが意外だったし、1両がまるまるグリーン車になるもの予想外。しかも、グリーン車は最近のJR東日本の列車では珍しい1+2列の座席配置であり、座席間隔も広くてパーテーションまで設置された、とてもゆったりしたものになるようだ。

【6月29日追記】その後、秋田に来たK304編成は工場に入ったり新潟に帰ったりする気配はなく、秋田車両センターに滞在して秋田駅との間で時々行ったり来たりしている模様。28日には秋田駅東側の留置線に入っていた。おそらく乗務員の訓練に使われていると思われる。こちらの記事後半。

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